海外女子

美香、野村が15位タイで決勝Rへ　A.ジュタヌガーン、フォンが1打差に迫る

2016年7月30日（土）午前5:04

　海外女子メジャーの今季第4戦、第40回全英リコー女子オープンゴルフ選手権が現地時間29日、英国のウォーバーンGCで第2ラウンドの競技を終了。宮里美香と野村敏京が通算4アンダー15位タイで予選ラウンドを突破した。

　初日に「69」をマークし11位タイから出た美香は、出だしの1番でバーディを奪うも、その後は11ホールにわたってパープレー。12番でスコアを伸ばした後の14番パー3ではボギーを喫し、2バーディ、1ボギーの1アンダー71でホールアウトとなった。一方、46位タイからスタートした野村は、3番までに2つスコアを伸ばすと7番パー5ではイーグルを奪取。その後は2バーディ、2ボギーで回り、トータル1イーグル、4バーディ、2ボギーの4アンダー「68」。ともにムービングサタデーでさらなる上位進出を目指す。

　初日70位タイの西山ゆかりは、6バーディ、3ボギーの3アンダー69で通算2アンダー33位タイに浮上。46位タイから出た鈴木愛は、前半で2つボギーが先行するなど、1オーバー73とスコアを落としたものの、通算1オーバー63位タイで決勝ラウンドにコマを進めている。

　横峯さくらは、2バーディ、2ボギーのイーブンパー72とスコアを伸ばすことが出来ず、通算2オーバー76位タイでカットラインに1打及ばず予選落ち。107位タイからの巻き返しを狙った上田桃子は、10番から3連続ボギーを叩くなど1オーバー73で回り、通算4オーバー105位タイ。宮里藍は1バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの3オーバー75で通算4オーバー105位タイ、柏原明日架は4オーバー76の通算8オーバー132位タイで、それぞれ大会を後にしている。

　初日にメジャー最少タイとなる「62」を叩きだしたイ・ミリム（韓）は、前半で2つスコアを伸ばすも、後半は1バーディ、2ボギーで回り、1アンダー71と伸び悩んだが、通算11アンダーで首位をキープ。一方、今季3勝のアリヤ・ジュタヌガーン（タイ）は、イーブンパーで迎えた9番からの3ホールで2バーディをマークすると、終盤17番でもスコアを伸ばし、4バーディ、1ボギーの3アンダー69。フォン・シャンシャン（中）は6バーディ、2ボギーの4アンダー「68」で、ともにトップと1打差2位タイと接近し、週末も優勝を巡る争いは激しくなりそうだ。

　その他上位は、通算9アンダー4位タイに「65」で回ったカトリオーナ・マシュー（スコットランド）とハナ・ジャン（韓）。通算8アンダー単独6位にモ・マーティン、通算7アンダー単独7位には2013年大会覇者ステイシー・ルイス（米）がつけている。大会3勝のカリー・ウェブ（豪）は、通算6アンダーで8位タイに浮上している。

　ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.4のレクシー・トンプソン（米）が、5アンダー67をマークし、通算5アンダー10位タイ。国内ツアーを主戦場となるテレサ・ルー（台）は通算4アンダー15位タイとなっている。同No.2のブルック・ヘンダーソン（カナダ）はイーブンパー72とスコアを伸ばせず、通算1アンダー47位タイに後退。女王リディア・コ（ニュージーランド）は、2アンダー70で通算イーブンパー56位タイで決勝ラウンド進出を決めている。

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