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3年連続TOP5の松山、大観衆の前でも平常心と池を気にしないショット力

2016年9月26日（月）午後5:19

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松山英樹

昨年の「ウェイストマネジメントフェニックスオープン」では松山英樹がリッキー・ファウラーとの接戦を制し、PGAツアー2勝目を飾った。いまや誰もが認める世界トップランカーに成長した松山がディフェンディングチャンピオンとして挑む今大会、連覇への期待が高まる。

大会の解説を務める佐藤信人プロに今大会の見どころについて話を聞いた。

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「ウェイストマネジメントフェニックスオープン」と言えば、やはり16番PAR3が注目ですね。ホール全体がフットボールスタジアムのようなスタンドで囲まれ、毎年大騒ぎです。

16番は普通に考えれば150?160Yの何てことのないPAR3なんですが、2万人くらいを収容する独特なスタジアムの雰囲気があってPGAツアーを戦うトッププロでもグリーンを外すこともあるくらいです。

1997年のタイガー・ウッズの時もそうでしたが、ホールインワンがあるとギャラリーがモノを投げ入れて競技が一時ストップします。プロの中でもあの雰囲気が好きな選手と苦手な選手で分かれると思いますね。

今大会の注目選手はなんと言っても松山英樹選手ですね。昨年の優勝を含め毎年、優勝争いをしているのでコースとの相性は良いのでしょう。

【松山英樹同大会過去の成績】
2016年　優勝（-14）
2015年　2位T（-14）
2014年　4位T（-14）

昨年、リッキー・ファウラーが池に入れてしまったことでも話題となった距離の短いPAR4の17番もそうですが、開催コースのTPCスコッツデールは終盤にティーショットの難易度が高くて池絡みのホールが多いです。それを苦にしないのが松山選手です。

2016年大会最終日17番ホール松山英樹

怖がらずにターゲットを目がけて“ズドーン"と打ってきますし、そこに打ってくるショット能力が高い。池のない広い方から攻めてくる選手もいますが、松山選手のように池絡みのホールを苦手としていないショット力が高い選手向きのコースですね。

観客が大騒ぎしている16番でも松山選手がミスショットしているのは観たことがないです。騒がしい雰囲気でも平常心で自分のペースを乱さずプレーできるメンタルの強さ。松山選手の場合は特別なホールに来た感じがしないですね。

二連覇のかかる松山選手はもちろん注目ですが、その他にも「SBSトーナメントオブチャンピオンズ」と「ソニーオープン」で連勝して勢いのあるジャスティン・トーマスも出場しますし、ジョーダン・スピースもいるし豪華なフィールドになります。リッキー・ファウラーも昨年プレーオフで負けて悔し泣きをしたくらいですからリベンジに燃えているでしょう。

このコースはアリゾナ州立大のホームでもあるので、卒業生のフィル・ミケルソンや先週優勝したジョン・ラームも注目ですね。ラームはアマチュアの時（2015年）にこの大会で5位に入って、その後プロ転向して先週12戦目で初優勝。

予選のペアリングが発表され、ラームはスピース、ファウラーと同組に。凱旋出場となるラームを迎えて、会場はもの凄い声援になるでしょう。

【注目組のスタート時間】※日本時間
2/2（木）
深夜23:57 J.ラーム／J.スピース／R.ファウラー（10H）
深夜00:06 松山英樹／D.バーガー／B.ケプカ（10H）
深夜03:58 石川遼／C.ベルジャ／S.マリーノ（1H）