タイガー・ウッズの再挑戦! クラブ、スイングをフルチェンジした40歳が“人生の次なる章”へ
2016年12月11日(日)午後0:06
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タイガー・ウッズが今週から始まるヒーローワールドチャレンジで1年3か月ぶりにツアー復帰。昨年8月のウィンダムチャンピオンシップ以来の競技に出場する。ツアー通算79勝を誇るスーパースターが復帰するとあって多くのゴルフファン、メディア、関係者が注目している。新しいドライバーと長年愛用していたパター、さらにボールも新しいものに替えて復帰戦に挑戦するという。
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タイガー・ウッズ 「息子のチャーリーは、触れてはいけない2本のパターがどれか分かっています。一つは97年のマスターズで使っていたもの、もう一つは今回使うパター。その2本は並んでおいてあります。息子はそれ以外のどのパターで遊んでもいいんですが、その2本はパパ専用です」
テクノロジーとともにパターも進化する中、タイガーは昔のパターに戻し、今大会に挑む。最後のメジャー制覇となった2008年の全米オープンで使用していた信頼できるパターで再び勝とうという心理作戦のようだ。
「いつものように出場するからには優勝を狙います。身体的なことや道具、練習のスケジュールやトレーニングは変わっても負けず嫌いな点は同じです」と以前と変わらず闘争心を燃やしているタイガー。スイング改造にも取り組み、最新のスイングを練習ラウンドで披露した。では一体、タイガーが目標にしている“優勝"はどれくらい現実味があるのだろうか。セントラルの解説でお馴染みのトリップ・アイゼンハワーが分析した。
トリップ・アイゼンハワー
「タイガーですから、当然勝つ可能性はあります。史上最強といわれるタイガーが、才能を失うことはありません。負けん気の強さも相変わらずですが、去年のババ・ワトソンのように25アンダーで優勝するのは至難の業です。タイガーのゴルフに関しては、不確かなことだらけです。ドライバーのスイングは以前よりも長くなったように見えます。彼ほどのパワフルなスイングは、以前の短いスイングでは体の動きと微妙にずれてしまい、最後の数試合では大きくラインを外れたショットが目立っていました」
「その部分はおそらく調整できると思いますが、今週は大きな期待を抱かず、競技で72ホールを無事に終えることを祈るべきです。先ずそれができて、ケガとは無縁であることが大事です。その上自分のゴルフを評価し、2017年に向けてどんな部分を調整すべきかを見極めるはず。期待外れなプレーも見られるでしょうが、ゴルフをプレーできるまで回復したタイガーを見られるだけで充分ですよ」
今回の復帰を“人生における次なる章"と表現したタイガー・ウッズ。幾度なく不可能なことを可能にし、ゴルフの歴史を塗り替え多くの人々を魅了してきた。40歳の再挑戦が始まる。
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