歴史的な日本女子OP制覇 2017年は米ツアーに挑む ?畑岡奈紗?
2017年1月5日(木)午後0:19
昨年、国内女子ツアーで一番の話題となったのは、当時アマチュアだった畑岡奈紗の日本女子オープンゴルフ選手権競技優勝だろう。弱冠17歳の畑岡はトッププレーヤー相手に堂々と渡り合い史上初の快挙を成し遂げた。
2015年11月の樋口久子 Pontaレディスでは、最終日をトップタイで迎えるなど以前からその実力をツアーで発揮していた畑岡。昨年4月には米女子ツアーのスインギング・スカートLPGAクラシックに出場すると、予選ラウンドを「73-73」で回り48位タイで突破。4日間のラウンドでアンダーパーを記録することはできなかったが、横峯さくら、宮里美香らと並び50位タイでフィニッシュした。
7月には「IMGA世界ジュニアゴルフ選手権」の15-17歳の部で日本選手として初となる連覇を達成。最終日は首位と4打差から出たの逆転劇となった。そして10月の日本女子オープンゴルフ選手権競技。この大会でも最終日をトップと4打差の5位タイで迎えると、サンデーバックナインの10番から4ホールで3バーディとチャージをかけて首位に浮上。最終18番でも難しいパーパットをねじ込んで優勝を決めた。
翌週のスタンレーレディスゴルフトーナメントでも、トップと2打差の4位タイに入った畑岡は、10月10日にプロ宣言。同月末には米女子ツアーのクォリファイング・トーナメント・セカンドステージ(QT=予選会)を突破すると、12月のファイナルステージでは3日目終了時点で単独首位に立つなど力を見せて、14位タイフィニッシュ。1月末から始まるシーズンの出場権を獲得した。
2017年は米ツアーを主戦場とする畑岡。その初戦が開幕戦となるかは不明だが、シーズンを通して注目を集めることは間違いない。目標とする選手に同じく米ツアーを戦う宮里藍を挙げており、元世界No.1の背中を追うスーパールーキーから目がはなせない1年となりそうだ。
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(写真:Getty Images)