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41ホールの激闘再び！2007年日本アマ決勝を戦った田村尚之と小林伸太郎が9ホールガチンコ対決

2015年10月14日（水）午後8:00

　毎月プロ同士の9ホールマッチプレー対決を120分にわたって放送するゴルフネットワークの人気番組「ゴルフ真剣勝負 the MATCH」。2017年新春の放送は、2007年日本アマチュアゴルフ選手権で史上最長となる「41ホールの激闘」を繰り広げた田村尚之プロと小林伸太郎プロのリベンジマッチが実現、嵐山カントリークラブ（埼玉県比企郡）にて収録が行われました。

2013年49歳でプロテスト合格・昨年初優勝を果たした「サラリーマンの星」田村尚之

　現在52歳の田村プロは、史上初となる日本ミッドアマチュアゴルフ選手権2連覇（2002年、2003年）をはじめ、日本アマチュアゴルフ選手権準優勝（2007年）、日本オープンローアマチュア（1994年）、日本協会ナショナルチーム選出など、トップアマとして輝かしい経歴を持っていましたが、2013年に自身と同じ広島県出身の倉本昌弘現PGA会長の勧めもあって、49歳でプロテストに挑戦し見事合格。シニアツアーに参戦し昨年の富士フィルムシニアチャンピオンシップで見事初優勝、昨シーズンの賞金ランクは4位と大活躍を見せるまさにサラリーマンゴルファーにとって「中年の星」である存在です。

2007年激闘を制して日本アマ優勝・着実にプロのキャリアを積み上げている小林伸太郎

　対する小林プロは、1986年生まれの30歳。2004年、高校3年生の時に日本ジュニアを制し注目を集め、東北福祉大に進学。2007年の日本アマ決勝で田村プロとの「41ホールの激闘」を制し見事優勝。アマチュアタイトルを引っさげて、2009年にプロ転向します。プロ入り後はしばらく苦しい時期を過ごしますが、2014年ファイナルQTで7位に入り翌年から本格的にツアー参戦。昨シーズンはSMBCシンガポールオープンで4位タイ、マイナビABCチャンピンシップでは片山晋吾と優勝争いを演じ初優勝は逃すも単独2位フィニッシュをあげるなど、賞金ランク36位で今季のシードを獲得。着実にプロとしてのキャリアを積み上げています。　ちなみに、所属先は「焼鳥まさや」という焼き鳥屋さん。小林プロがシードを獲得するまでサポートするという約束だったそうですが、今季はどうなるのかこちらも注目です。

5日間で8ラウンド＋延長戦「41ホールの激闘」から約10年

　二人の対談は、やはり壮絶な戦いとなった2007年の日本アマの話題に。アマチュアでツアー優勝した石川遼が参戦したことで注目を集めていたこの年、決勝を前に小林プロは「（田村プロが）どんなゴルフをしてくるか全くわからないので、手探り状態だった」、田村プロは悲願のタイトル獲得へ「40ホールでも50ホールでもいく気持ち」で臨んでいたと振り返ります。

　田村プロの予感は的中し、延長戦となった決勝41ホール目。それまで、田村プロは小林プロにドライバーを握らせようと仕掛け続けていましたが、ついにその目論見通り小林プロのドライバーショットは林へ。しかし、ボールは木に当たってラフにもどり、さらに3打目のアプローチはワンバウンドでカップに直接入る劇的なチップインバーディー。小林プロにとっては2つの幸運、そして田村プロにとっては2つの不運により勝負は決着しましたが、田村プロはこの一戦で「これがゴルフだな」とハードラックを受け入れられるようになり、またプロ挑戦の契機にもなったと語りました。

　それぞれ「転機だった」という2007年日本アマ決勝41ホールの激闘。約10年の時を経て、お互いプロとなった二人の対決は果たして。そのほか番組では、両プロによるワンポイントレッスンや、キャディバックの中身を紹介するコーナーなど、普段のゴルフ中継では知ることができない二人の人柄と魅力を紹介しています。「ゴルフ真剣勝負 the MATCH 田村尚之vs小林伸太郎」は、1/4（水）午後9時より初回放送です。

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