シーズン1勝もパットの不調で物足りない1年に ?ババ・ワトソン?
2015年9月17日(木)午後5:00
2013-14シーズンから2季連続複数回優勝を達成していたババ・ワトソン(米)にとって、シーズン1勝のみというのは物足りない結果と言えるだろう。
2015年末にはジェイソン・デイ(豪)が欠場したことにより、代替出場となったヒーロー・ワールド・チャレンジで優勝するなど、2016年でも磐石な戦いをすると思われた。2月のノーザントラストオープンでは今季初勝利をあげた。
この勝利でワトソンが誇るツアー通算9勝のうち、6勝は3つの同一大会によるものとなった。ノーザントラストオープン(2012年、2016年)、マスターズ(2012年、2014年)、トラベラーズチャンピオンシップ(2010年、2015年)でそれぞれ複数回優勝を達成している。
2月の優勝以来、3月のWGC-キャデラックチャンピオンシップではトップと1打差の単独2位に入ったものの、シーズンの中盤以降は上位争いのできない試合が続いた。リオデジャネイロ五輪の男子ゴルフ競技では8位タイに入ったが、ポイントランキングでライダーカップの自動選出には届かず。ツアー最終戦では10位タイに入ったが、デービス・ラブIIIのキャプテンピックからも外れることとなった。
それでも、米国チームに貢献したいという思いから副キャプテンへの就任を志願し、チームの勝利に尽力した。それでも、やはりシーズン1勝という結果には納得がいっていないだろう。スタッツ面では、ストロークス・ゲインドのパッティングが2015年のツアー53位から165位と大きく下落。以前は苦手としてたアプローチ・ザ・グリーンも2015年は7位としていたが、2016年は40位となっている。2017年に再び複数回優勝を達成するには、パットとアプローチの改善が鍵となりそうだ。
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(写真:Getty Images)