国内女子

3年連続ツアー3勝も目標の賞金女王には届かず　?申ジエ?

2015年10月19日（月）午前11:59

　2010年に世界ランキングNo.1に上り詰めた経験を持つ申ジエ（韓）が、国内ツアーに専念したのは2014年。米ツアー、韓国ツアーで賞金女王となった経験を持つ元世界女王も国内ツアーの賞金女王にはまだ届いていない。

　史上初となる3つのツアーでの女王戴冠に向けて、2016年も開幕戦のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントで3位タイに入り、スタートダッシュを切った。するとアクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKIからは3試合連続で2位（タイ）となり、5月のほけんの窓口レディースでは、イ・ボミ（韓）らライバルたちを抑えて優勝を果たした。

　さらに、6月のニチレイレディスでは史上3人目の快挙も達成した。2014年から2連覇中だった同大会で、最終日を2打差の単独3位から出ると、4アンダー68をマーク。単独首位から出た勝みなみのアマチュア優勝を阻んで、同一大会3連覇を達成した。その後も10月の樋口久子三菱電機レディスゴルフトーナメントで勝利し、3年連続となるシーズン3勝以上を記録。最終日に強さを発揮することで「ファイナル・ラウンド・クイーン」の異名を持つが、今季の3勝は全て逆転優勝でその実力を改めて証明した。

　しかし、賞金女王は2年連続でシーズン5勝以上を達成したイ・ボミ（韓）に奪われ、自身はランキング2位という結果に終わった。申とイ・ボミ、そして同ランキングで4位となったキム・ハヌル（韓）らは同じ1988年生まれで、韓国ゴルフ界では有力選手が多くいることから「パルパル世代」と呼ばれる。2017年は同年代のライバルに勝利して、3ツアー目の王冠を手にすることができるだろうか。

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（写真：Getty Images）