フェウェイキープ率51.1% 狭いワイアラエCCはショットメーカー有利
2015年9月16日(水)午後1:53
ハワイのオアフ島で開催される「ソニーオープン イン ハワイ」。昨年は、最終日に10バーディーを奪い大爆発したファビアン・ゴメスがブラント・スネデカーとのプレーオフを制し優勝、ツアー2勝目を挙げました。今年はどんな戦いが待っているのか?松山英樹、谷原秀人、小平智、岩田寛、片岡大育、宮里優作ら日本勢のプレーにも注目です。
日本時間13(金)9時から始まる中継を前に、解説を務める内藤雄士氏が現地取材。今大会の見どころについて話を聞きました。
現地時間10日 ワイアラエCCでコースチェックする内藤氏
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今年の顔となり得る勢いある若手プレーヤーに注目
ソニーオープンはワールドランキング上位者が少ない大会で、まだフルフィールドではないので下部ツアーから上がってきた選手に注目です。この大会で一気に稼いでフェデックスランキングを上げようと気合充分でギラギラしているし、モチベーションが非常に高い。無名であっても、若手で勢いある選手が上位で活躍することも多いです。今シーズン、台風の目となる有望な若手選手をチェックしてみるのも面白いですね。
※2013年大会ではPGAツアーデビュー戦となった当時23歳のラッセル・ヘンリーがツアー初優勝を飾った
【過去5年の優勝者】
2016年 F.ゴメス -20
2015年 J.ウォーカー -23
2014年 J.ウォーカー -17
2013年 R.ヘンリー -24
2012年 J.ワグナー -13
ショットメーカー有利、フェアウェイキープの難しさはツアー屈指
ワイアラエCCはPGAツアーの中でもフェアウェイキープが難しいコースです。コースが狭いのに加えて、北東方向のトレードウインドと南西方向のコナウインドと真逆の風が吹くのが難しい。さらに、フェアウェイが硬いので、フェアウェイに飛んだボールが跳ねてラフに行くことも多いです。過去の優勝者や上位選手を見てもショットメーカー有利のコースと言えます。
【フェアウェイキープ率が低いコースTOP5】
※2003年以降の平均
1位 クエイルホロークラブ 50.3%
(ウェルズファーゴ選手権)
2位 ワイアラエCC 51.1%
(ソニーオープン)
3位 トーレパインズGC 53.1
(ファーマーズインシュランス)
4位 ファイヤーストーンCC 53.3%
(ブリヂストン招待)
5位 TPCフォーシーズンズリゾート 54.7%
(AT&Tバイロン・ネルソン選手権)
※参考:ホール別ではワイアラエCCの18番ホールがフェアウェイキープ率36.1%でPGAツアーの中でも最も難しいホールとなっている。(2003年以降)
バミューダ芝なので、すっぽりと入れば諦めもつきますが、打てそうで打てないようなライ(ボールが半分くらい)の場合だと無理に打ちに行くと芝が絡まって引っかけたり、大けがすることがあります。
その中で注目はフェードヒッターでドライバーが上手くて曲がらない片岡大育選手です。昨年は最終日、首位と5打差の6位で迎えるなど優勝争いを経験。結果は通算10アンダーの33位でしたが、正確なショットを持つプレースタイルはコースとの相性も良いので、今年も活躍が期待されます。
【前回大会 片岡大育スタッツ】
ドライビングディスタンス 291.3Y
フェアウェイキープ 78.57%
パーオン率 65.28%
片岡選手をはじめ国内ツアー組は来週、シンガポールで開幕戦を迎えるので例年以上に仕上がっています。岩田寛選手も昨年10月に開催された「サンダーソンファームズ選手権」で5位に入り、新シーズンで結果を出しているので今週も楽しみです。
もちろん、先週同じバミューダ芝のプランテーションコースatカパルアで2位になった松山英樹選手も注目です。直近6試合で優勝4回、2位が2回といま世界で最も安定感のある選手ですし、間違いなく優勝候補となります。日本勢が1人でも多く優勝争いに加わることを期待したいです。
ソニーオープン イン ハワイ
初日 1/13(金) 午前9:00?午後0:30
2日目 1/14(土) 午前9:00?午後0:30
3日目前半 1/15(日) 午前9:00?10:00
3日目k後半 1/15(日) 午後3:00?5:00
最終日前半 1/16(月) 午前8:00?10:00
最終日後半 1/16(月) 午後8:00?11:00
【見逃し配信】2016-17SBSトーナメント オブ チャンピオンズ
【放送予定】ソニーオープン イン ハワイ
(写真:Getty Images)