海外女子

「90点を上げたいぐらいの内容」藍が4打差8位タイで最終日へ　C.カーがトップタイに浮上

2017年1月13日（金）午後2:06

　米女子ツアーの今季最終戦、CMEグループ・ツアー選手権が現地時間21日、フロリダ州のチバロンGCで第3ラウンドの競技を終了。宮里藍が4アンダー68でラウンドし、通算9アンダー8位タイで最終日を迎えることとなった。

宮里藍 CMEグループ・ツアー選手権3日目ハイライト

　第2ラウンドで「67」をマークし8位タイに浮上した藍は、アウトスタートの5番から3連続バーディをマーク。3アンダーで迎えたバックナインでも11番、16番をバーディとすると、最終18番でこの日唯一のボギーを喫したものの、5バーディ、1ボギーの内容でホールアウト。トップとの差を4ストロークに縮めて3日目を終えた。

「ショットのミスがほとんどなくて、トータルでまとめやすい1日だった」とラウンド振り返った藍。「スイングのテンポも安定していて、距離感も日に日に良くなってきている」と好調を実感しているようだ。さらに前日好調だったパットも「悪くなかった。惜しいバーディパットもいくつかあったが、それを外しての4アンダーだったので自分としては90点をあげたいぐらいの内容」と手応えを掴んでいる。

　最終日は立ち上がりからバーディを奪って優勝争いに絡んでいきたいところだが「明日は今年を締めくくる最後のラウンドだが、来年もツアーは続いていく。今はチャンスをつかんで登っていくしかないので、大きな挑戦になるが自分と向き合って最後まで頑張っていきたい」と最終ラウンドに向けて意気込みを語った。

　リーダーボードのトップには、通算13アンダーのクリスティー・カー（米）とハナ・ジャン（韓）。カーは4連続バーディを含む7バーディを奪取し、6アンダー66でのラウンドとなっている。2年連続の年間王者を狙うリディア・コ（ニュージーランド）は、3アンダー69でラウンドし、通算11アンダーで3位タイ。通連10アンダー5位タイには、レクシー・トンプソン（米）、ブリタニー・リンシコム（米）、カリーン・イシャー（仏）がつけている。

　ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.2のインビー・パーク（韓）は5アンダー67をマークし、通算9アンダーで8位タイ。同No.3のステイシー・ルイス（米）は通算7アンダー12位タイとなっている。また、野村敏京は通算1オーバー50位タイ。宮里美香は4オーバー76とスコアを落とし、通算3オーバー63位タイに沈んでいる。