米男子ツアーのプレーオフシリーズ第3戦、BMWチャンピオンシップ PLAY OFF第3戦が現地時間17日にイリノイ州のコンウェイファームズGCを舞台に開幕。松山英樹が上位進出を目指す。

　1週間のオープンウィークを経て、再開されるプレーオフシリーズ。年間王者を決める戦いも、いよいよ残り2試合となったが、日本勢では松山が唯一第3戦へとコマを進めた。第1戦のザ バークレイズを13位タイ、第2戦のドイツバンク チャンピオンシップを25位タイで終え、現在のフェデックスカップ・ポイントランキングは16位。年間王者のタイトル獲得のためには、今大会で是が非でも上位進出を果たしたいところだが、すでに最終戦への出場を確実なものとしていることはポジティブな要因と言える。

　また、前戦に続いて予選ラウンドは世界ランキングNo.1のローリー・マキロイ（北アイルランド）との同組が決定。同ランク28位のブラント・スネデカー（米）も加えたペアリングはギャラリーの注目を集めることとなるだろう。2年前にコンウェイファームズGCで行われた今大会をザック・ジョンソン（米）が制したように、決して飛ばし屋有利なコースではないだけに、持ち前のショットが4日間安定すれば十分に優勝争いに加わるチャンスはあるはずだ。

　オープンウィークを「まずはゆっくりして、週末にちょっと練習したぐらい」で過ごしたと話した松山。しかし「うまく調整は出来てきているので今週は楽しみ」と自身の状態に手ごたえを掴んでいるようだ。特に「（ショットは）良い状態できている。試合になると分からないが、崩れないように練習していきたい」と語った。

　初めてプレーするコンウェイファームズGCの印象については「風が吹くのかなという印象はある。ラフもそこそこ長いし、ティーショットが打ちづらいホールが多いので、そこをうまく打っていけるようになれば良い勝負になると思う。ティーショットとグリーン上の戦いになる」とティーショットがカギを握ると分析しているようだ。

　その他にもフェデックスカップ・ポイントランキングでトップを走るジェイソン・デイ（豪）、プレーオフシリーズは2戦連続で予選落ちと精彩を欠いているジョーダン・スピース（米）、ドイツ銀行選手権を制し同ランク3位に浮上したリッキー・ファウラー（米）などビッグタイトルを狙う猛者達がフィールドに集結。熱戦を制するのは、一体誰になるだろうか。

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