【動画】マレーシアでの3連戦目に臨む石川「守りに入ったりすると進歩は望めない」 1週オフ挟んだ松山は試合通じたコンディション上昇に期待
2017年1月16日(月)午後1:51
米男子ツアーとアジアンツアー共催の「CIMBクラシック」が現地時間29日にマレーシアのクアラルンプールG&CCを舞台に開幕。アジアの地で活躍が期待される日本勢は、松山英樹、石川遼の2人が参戦する。
開幕から3連戦を戦う石川は前週、初日の「65」で5位タイ発進を切るも、今季初の決勝ラウンドで順位を下げて50位タイ。タフなスケジュールではあるものの、4日間を戦えたことは今週への好材料となるはずだ。
「体調は問題ない。4日間持つかが大事。ゴルフは全体的に良い方向に行ってるんじゃないかと思う。1年前と比べると積極性も変わって前に前に行けるようになったと思うし、ミスした後もひるまずにやれるようになってきた。このコースは狭くて難しいが、どんどんうまくなれるようにチャレンジしていきたい。躊躇したり、守りに入ったり、スコアにとらわれだすと進歩は望めない。そこは自分自身の戦い、コースとの戦いだと思う」
今大会パワーランキング(優勝予想)10位の松山は、今季開幕戦で17位タイに入り、1週間のオープンウィークを経てフィールド入り。昨季終盤から出場5試合連続でトップ25入りと安定感は健在だが、コンディションを整えて迎える今週こそは1桁順位に食い込みたい。
「体調は良くなってる。開幕戦で色々試行錯誤しながらやってる中で良いものも見つかった。1週間休んでうまく切り替えられたと感じる。体を休めることに専念してクラブを握っていなかったので、まだ万全とは言えないが、良い状態に持って行ければと思う。ただ試合になってみないと分からない部分はあるので、自信を持ってやりたい」
【関連動画】松山、オープンウィーク挟んでの今季2戦目へ「万全ではないが、良い状態に持っていきたい」
今大会で大きな注目を集めるのは世界ランキングNo.7のヘンリック・ステンソン(スウェーデン)。昨季のプレーオフシリーズ4戦では、自身2度目の年間王者には届かなかったものの、2位(タイ含む)に3回入るなど毎試合優勝争いに絡んだ。今週は今季ツアー初出場かつ大会初参戦ながら、優勝予想で堂々の1位とすでにその存在感を見せつけている。
また今大会には、3連覇を狙うライアン・ムーア(米)や開幕から2戦続けて2位(タイ含む)に入ったケビン・ナ(米)のほか、松山とともにザ・プレジデンツカップを戦ったアダム・スコット(豪)、ブランデン・グレイス(南ア)、ダニー・リー(ニュージーランド)、アニルバン・ラヒリ(インド)らも出場。マレーシアの熱い4日間を制するのは一体誰になるだろうか。
「CIMBクラシック」1、2日目生中継、決勝ラウンドダイジェスト!大会初日は29日(木)午前11時30分?生放送!
2010年から始まったアジアンツアーとの共同主催試合。昨年よりフェデックスカップポイント対象のレギュラーシーズンイベントに昇格。アジア初のPGAツアーレギュラーシーズンイベントだ。昨年大会は、タフなピンポジションへ果敢に攻めたライアン・ムーアが後続を引き離し優勝。前年に続き連覇を果たした。数々の国際大会を開催し、いまやアジアのゴルフキャピタルとも呼ばれるようになったマレーシアの地で、ムーア3連覇なるか!?