【動画】「守りに入るとこの舞台では通用しない」 石川、終盤のトリプル響き50位タイ 優勝は7打差逆転のS.カウフマン
2017年1月19日(木)午後4:28
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米男子ツアーの今季第2戦、シュライナーズホスピタルフォーチルドレンオープン(ネバダ州TPCサマリン)が現地時間25日に最終ラウンドの競技を終了。46位タイから出た石川遼は終盤にスコアを落とし、イーブンパー71のラウンドで通算4アンダー50位タイに終わった。
27位タイで今季初の決勝ラウンドに進み、前日の「72」で順位を落とした石川。上位進出を目指した最終日は、出だし1番でピンそば2メートルに寄せてバーディ発進を切ると、直後2番では6メートルを沈めて連続バーディ。その後の4番でも1つ伸ばして立ち上がり4ホールのうちに3アンダーとすると、その後はパープレーを続ける我慢の展開で前半を折り返す。
迎えた後半は、バンカーにつかまった10番、11番で連続ボギーを叩いたあと、13番、16番のバーディで軌道修正。しかし、直後の17番パー3で左の池を避けた1打目がグリーン右のバンカーに入ると、グリーン目がけた2打目、3打目がいずれもショートしてしまい、4オン、2パットのトリプルボギー。5バーディ、2ボギー、1トリプルボギーで順位を上げられず、悔しい幕切れとなった。
競技後、「笑っちゃう」とこの日のラウンドに悔しさをにじませた石川は「17番の1打目から3打目は全部守りに入っていた。池に入ってもボギーで抑えられるし、なぜ逃げてしまったのかと思うが、守りに入ったスイングをしてしまうとこの舞台では通用しないということがよく分かった」とコメント。
次週出場予定の「CIMBクラシック」(現地時間10月29日?11月01日/マレーシア、クアラルンプールG&CC)については「非常に楽しみ。コースは分かるし、グリーンも同じ芝であれば雰囲気は分かる。移動中にしっかりイメージして試合に臨みたい」と意気込みを話している。
通算16アンダーで今大会を制したのはスマイリー・カウフマン(米)。1イーグル、8バーディの「61」で7打差からの大逆転劇を演じ、悲願のツアー初勝利を手にしている。1打差の2位タイにはケビン・ナ(米)、ジェイソン・ボーン(米)ら6人が続いた。ナは後半16番のバーディで一時首位に並ぶも、直後のボギーで後退。プレーオフで敗れた前週の開幕戦に続き、優勝へはあと一歩及ばなかった。
そのほか、パワーランキング(優勝予想)1位のリッキー・ファウラー(米)は3アンダー68で通算9アンダー25位タイ。ジミー・ウォーカー(米)は7オーバー78と崩れ、石川と並ぶ通算4アンダー50位タイで4日間を終えている。
「シュライナーズホスピタルフォーチルドレンオープン」1、2日目生中継、決勝ラウンドダイジェスト!大会最終日は本日26日(月)午後11時?ダイジェスト放送でお届け!
新シーズン2戦目。昨年大会では、単独首位で最終日スタートしたベン・マーティンが、前半苦しい展開を強いられるが、16番で値千金のイーグルを奪取、首位に返り咲き、ツアー初優勝を飾った。前週も3位タイと好成績を残した松山英樹は、今大会でも10位タイフィニッシュ。抜群の安定感を証明した。スタートダッシュを切るべく、若手選手たちはシーズン前半戦でフェデックスカップポイントを獲得しておきたい!