【動画】「上手くいかないなりにまとめられるようになった」と成長を語る松山 2年連続最終戦へ「今年の締めくくりとして優勝したい」
2015年9月19日(土)午後0:00
- この記事のキーワード
米男子ツアーのザ ツアーチャンピオンシップ PLAY OFF最終戦が現地時間24日、ジョージア州のイーストレイクGCを舞台に開幕。ビッグボーナスをかけた戦いが、いよいよ最終章へと向かう。
フェデックスカップ・ポイントランキング上位30名のみが出場できる今大会。日本勢では松山英樹が唯一のフィールド入りとなっている。現在、同ランキングは15位と逆転での年間王者のタイトル獲得は現実的に厳しい状況にあるが、昨年はシーズン終盤に失速したのに対し、今季は前週のBMW選手権で7位タイに入るなど調子は上向き。初日は同組でプレーする予定だったジム・フューリック(米)が欠場したことにより、1人でのラウンドとなる可能性があるものの、好スタートを切って優勝争いに絡みたいところだ。
自身のコンディションについては「ショットに関しては、調子の良い悪いはあまり気にしていない。ほんとに良ければ良いと言えるが、ばっちりスイングが固まっている訳ではない。ただ、そのなかで試合は作れるようになってきているので、あとはパッティングだと思う。先週はパッティングが良かったので、明るい兆しだと思う」と話した松山。コースの印象については「グリーンが難しいので、そこに自分がどれだけ対応できるかがカギになる」と語り「グリーン周りやラフがバミューダ(芝)なので、雰囲気が変わる。やっぱりティーショットがフェアウェイに行かないと、距離も長いのでグリーンに乗せるのがきつくなる」とショット、パットともに高いレベルが求められるようだ。
長かったシーズンも今週で一区切りとなるが「1試合1試合やるなかで、毎試合課題が見つかって、それがなかなかこなせないなかで、あっという間に(最終戦に)着いた感じ」とあっという間の1年間だったと話した。その中で成長した部分については「ショットもアプローチもパターも上手くいかないなりにまとめられるようになった。その一方で、これで良いんだというものが見つかっていない。ただ、良くなる傾向は増えてきている」と話した。「先週トップ10に入れたのは大きい。今年の締めくくりとして優勝したいと思う。そうなるように初日から大事なってくる」と今季初勝利を見据えた。
一方、年間王者争いに目を向けると、前週までの同ランキングによりポイントが再分配されたため、トップ5の選手たちは優勝すれば自動的にタイトル獲得となる。そのなかでも筆頭候補は、ついに世界ランキングNo.1に上り詰めたジェイソン・デイ(豪)だろう。
ここ6試合で4勝を挙げている27歳は、全英オープン以降の7試合で101アンダーと驚異的な数字を残している。2010年以降、最終戦をフェデックスカップ・ポイントランキングトップで迎えた選手が年間王者に輝いていないという気がかりなデータもあるが、プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)の座も見えてきたデイがそのジンクスを破る瞬間を目撃することはできるだろうか。
その他にも、同ランク2位のジョーダン・スピース(米)、同3位のリッキー・ファウラー(米)、同4位のヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、同5位バッバ・ワトソン(米)も1,000万ドル(約12億円)を虎視眈々と狙っている。また、ツアールーキーとして唯一最終戦まで勝ち残ったダニエル・バーガー(米)にも注目が集まる。
プレーオフシリーズもいよいよクライマックス!スマホ・PCではBMWチャンピオンシップ3日目・4日目ダイジェストを無料配信!
ノックダウン方式のサバイバルレースを制し、ボーナス1000万ドル(10億円超!)を手にするのは誰か!?そして、群雄割拠のプレーオフシリーズに参戦する松山英樹は!?スマホ・PC・タブレットでゴルフネットワークがみれる「GOLF NETWORK PLUS TV」でも配信します。