米男子ツアーの2015-2016シーズン初戦、フライズドットコムオープンが現地時間17日、カリフォルニア州のシルバラードCCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。日本勢で唯一決勝ラウンドにコマを進めた松山英樹は、3アンダー69で回り、通算7アンダー27位タイで最終日を迎えることとなった。

　29位タイで予選ラウンドを突破した松山。この日は最終のパー5となった5番で3パットのボギーを叩くも、前半最後の9番パー5では見事に2オンに成功。さらに13メートル以上あるイーグルパットもねじ込んで、前半を1アンダーで折り返す。さらに10番でも1.5メートルにつけてバーディをマークすると、1アンダーで迎えた15番からは連続バーディを奪取。いずれも7メートル前後と距離のあるパットだったが決め切った。

　しかし、一方で「3メートル、4メートルのを外し続けた」とグリーンを攻略できた訳ではないようで「15番や16番は凄い良い感じのフィーリングが戻ってきて、入ってくれって気持ちが上がっていたが、17番や18番で良い距離を外したので、なにか上手くいかない」とパッティングに対するもどかしさが残る1日となった。

　1イーグル、3バーディ、1ボギーとアンダーパーでホールアウトとなったが、トップとは7打差。順位も大きく上げることができなかったが「アイアンは良い感じで打てていて、チャンスも多いのでストレスは少ない」とショックは大きくないようだ。「トップとの差はあるが、今日も9アンダーくらいはトップは出ている。10アンダーくらい目指してやっていけたら良い」と、最終日は1つでも上の順位を目指したいところだ。

　通算14アンダーでリーダーボードのトップは初日からトップを守り続けているブレンダン・スティール（米）。4バーディ、1ボギーの3アンダー69と着実にスコアを伸ばした。ツアー2勝目に向けて、最終日もこのポジションを守り切ることはできるだろうか。通算13アンダーの2位タイには、9アンダー「63」をマークしたアンドリュー・ルーペ（米）と8アンダー「64」で回ったケビン・ナ（米）がつけている。

　世界ランキング7位のジャスティン・ローズ（英）が4アンダー68で回り、通算12アンダーで4位タイに浮上。6位タイから出たジャスティン・トーマスは3アンダー69と伸ばしながらも、通算11アンダー単独12位に順位を落としている。また、同ランク1位のローリー・マキロイ（北アイルランド）は1アンダー71とスコアを伸ばし切れず、通算6アンダー39位タイに後退している。

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「フライズドットコムオープン」全ラウンド生中継！大会最終日は19日（月）午前6時?放送！

2015-16年シーズン初戦。昨年大会では、3日目に「６５」をマークし、4打差のトップに立った韓国のベ・サンムンが、前日までの貯金を生かし、ツアー2勝目を挙げた。2年目を迎えた松山英樹は3位タイ、石川遼も19位タイと、日本の両雄は開幕戦で好スタートを切った。「ザ・プレジデンツカップ」の翌週に開催される今大会は、トップフォームを維持して臨むベテラン選手と、今大会からツアー参戦するフレッシュな選手が対峙する大会となる。

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