【動画】石川、「技術不足」のミスで46位タイ転落も「どんどん上手くなっていく感触はある」と手応え 最終日の巻き返しなるか
2016年11月23日(水)午後1:21
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米男子ツアーの今季第2戦、シュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープン(ネバダ州TPCサマリン)が現地時間24日に順延となっていた第2ラウンドと第3ラウンドの競技を終了。石川遼は終盤にスコアを落とし、46位タイに後退となった。
27位タイで今季初となる決勝ラウンドに乗り込んだ石川。出だしの2番でバーディをマークすると、4番と5番では8メートル近いバーディパットを沈める好スタートで前半を2アンダーで折り返す。バックナインに入っても15番までに2バーディとスコアを伸ばしていたものの、迎えた16番パー5で落とし穴。グリーンを狙った第2打を池に入れると、打ち直しの4打目も池へ。このホールをトリプルボギーとすると、17番もボギーとし、最終的に6バーディ、4ボギー、1トリプルボギーの1オーバー72でホールアウトとなった。
痛恨の16番について「攻めた結果というよりも、自分がミスしただけ」と振り返った石川。「逃げた訳ではないが、ただ芯に当たらなかった」と話し「ミスは技術不足」と反省。それでも「その他はドライバーやパットは良かったから、これを続けていきたい。毎日こういったプレーが出来れば、どんどん上手くなっていく感触はある」と手ごたえを掴んだ1日でもあったようだ。終盤の失速で通算4アンダーとなったが、最終日での巻き返しに向け「どんどん攻めていって、パッティングは悪い感触ではないので、決まってくれれば良いスコアも出ると思う」と意気込んだ。
一方、カットライン上の69位タイで同ツアー初の予選突破を果たした岩田寛は、インスタートとなった11番でボギーを喫すると、17番パー3でダブルボギーを叩き、前半は1オーバー。さらに後半の6番パー4でもダブルボギーを喫すると、終盤に2つバーディは返したものの、2オーバー73でホールアウト。通算イーブンパー73位タイに順位を落としてセカンドカットにかかり、最終日へ進むことはできなかった。
リーダーボードのトップは、ブレット・シュテークマイヤー(米)。4バーディ、1ボギーの3アンダー68の内容で、通算13アンダーまでスコアを伸ばし、ツアー初勝利に大きく近づいた。トップと1打差の単独2位にはモーガン・ホフマン(米)。通算11アンダー3位タイには、ジミー・ウォーカー(米)、ケビン・ナ(米)らがつけている。第2ラウンドで「65」をマークしたリッキー・ファウラー(米)は1アンダー70と伸び悩み、通算6アンダー28位タイに後退している。
「シュライナーズホスピタルフォーチルドレンオープン」1、2日目生中継、決勝ラウンドダイジェスト!大会3日目は10月25日(日)午後11時?ダイジェスト放送でお届け!
新シーズン2戦目。昨年大会では、単独首位で最終日スタートしたベン・マーティンが、前半苦しい展開を強いられるが、16番で値千金のイーグルを奪取、首位に返り咲き、ツアー初優勝を飾った。前週も3位タイと好成績を残した松山英樹は、今大会でも10位タイフィニッシュ。抜群の安定感を証明した。スタートダッシュを切るべく、若手選手たちはシーズン前半戦でフェデックスカップポイントを獲得しておきたい!