S.ルイスが最終戦でのタイトル獲得に意欲「まだシーズンを最高の形で終えるチャンスはある」
2016年10月21日（金）午後4:34
日米両ツアー共催のTOTOジャパンクラシック（11月6日?8日）出場のために来日したステーシー・ルイス選手が、今月2日に自身のスポンサーであるスイスの高級腕時計メーカー・オメガ主催のレッスンイベントに登場。千葉県、成田ゴルフ倶楽部でのイベントを終えたルイス選手に、ゴルフネットワークが独占インタビューを行いました。
「（オメガの時計が）大好き。試合以外では常につけているわ」というルイス選手。この日は右手にホワイトカラーのオメガの腕時計をつけてインタビューの席へ。
アンバサダー契約を結んで3年目のオメガとは、2016年リオ五輪の公式計時を務める同社のイベントを通じ、オリンピックに向けた活動なども精力的にこなしているとのこと。リオ五輪出場を目指すルイス選手は、インタビュー中もその話題になると「オリンピックという祭典の輪に加われるというだけでもゴルフ界にとって大きな意義がある」とゴルフの正式競技復帰への熱い気持ちを語っていました。
そんなルイス選手は、米国以外でオメガの仕事をするのは初めてだそう。外国では最も好んで来る開催地という日本では、TOTOジャパンクラシックの前身であるミズノクラシックにホステスプロとして何度も出場しており、この日も「会場入りする前に食事に行くのが楽しみ」と話すなど、親日家ぶりを見せてくれました。
今季を振り返って＆残りシーズンへの意気込み
昨季はシーズン3勝で賞金王を含む3冠に輝いたルイス選手ですが、今季はトップ3入り9回（タイ含む）を数えながらも白星はなく、やはり「惜しい場面が多々あっても未勝利という点は残念」だと言います。それでも「平均ストローク、バーディ数などは、数字の上ではここ2、3年と変わらない成績」と話す通り、プレー内容が決して悪くないことは各賞レースで3位につけていることからも明らか。
「全体的に悪くないし、自分との戦いで難しい局面はあるけど、そういった経験もさらに強くなるための糧になる。まだシーズンを最高の形で終えるチャンスはあるわ」という言葉も頼もしい限りです。現在、レース・トゥ・CMEグローブランキングでは3位につけているため、今季最終戦「CMEグループ ツアーチャンピオンシップ」で優勝すれば自力でのタイトル獲得も可能。「特別感のある賞だし、獲得リストに追加できたら何より」と意気込みも十分な様子でした。
強力なライバル、L.コとI.パークについて
リディア・コ、インビー・パークとともに、近年の米ツアーをけん引してきたルイス選手。その関係性に「最初は不思議な気持ちもあった」そうですが、今では「注目が分散されるのでプレーに集中する面でもいいし、メディアとしても話題が増え、ファンの楽しみも増える」とし、数人のライバル関係が結果的にゴルフへの注目度も高めるはずと話します。
そのコとパークの強みを聞くと「インビーはパッティングが強み。勝利を重ねる偉大な選手というのは、ここぞという場面でショットやパットを決められるかにかかっているけど、インビーはそれができる選手。リディアは間違ったことをほとんどしない選手で、それが最大の武器だと思う。15歳で初優勝を飾った大会で一緒にプレーしたとき、あの年齢で自己を確立している姿とその賢いプレーに感銘を受けたのを覚えているわ」とコメント。ライバル2人へのリスペクトを感じさせられました。
日本のゴルフファンへメッセージ
これまで何度も対戦してきた日本人選手の印象を聞いたところ「日本には強い選手がたくさんいる。米ツアーで常に戦っていなくても、実力を備えた選手がいることを実感する」と嬉しいお言葉。インタビューの最後に、日本のゴルフファンへメッセージをいただきました。
……日本のファンにメッセージ
「皆さんこんにちは。いつも応援してくれてありがとう。私たちは世界各地でプレーしていますが、日本で見ていてくれて、支えてくれていることに感謝しています」
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ツアーの最終戦。出場できるのは、「CMEグローブ」ポイント72位までの選手と今年度優勝者のみのエリートフィールドだ。今大会前までのポイントがリセットされ、順位に応じてポイントが再度割り振られるため、出場選手全員に100万ドルの優勝ボーナスのチャンスが与えられる。昨年は、リディア・コが今大会でツアー3勝目、若干17歳にしてルーキー・オブ・ザ・イヤー、年間タイトルを獲得するセンセーショナルな年を終えた。
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写真提供:Getty Images
