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【動画】松山、1打差惜敗の雪辱へ「勝ちたい気持ち抑えてやるべきことやる」　過去苦戦の石川は「60台で回れれば良いスコア」

2016年6月16日（木）午後6:02

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　米男子ツアーのウェイストマネジメントフェニックスオープンが現地時間4日、アリゾナ州のTPCスコッツデールで開幕。昨季大会で1打差2位タイと惜しくも優勝を逃した松山英樹が石川遼とともに参戦する。

松山英樹ウェイストマネジメントフェニックスオープン開幕前インタビュー

　昨季大会では最終日に一時首位に立ちながらも逃げ切れなかった松山。1打差で迎えた最終18番で決めればプレーオフというバーディパットを外し、ブルックス・ケプカ（米）にツアー2勝目を阻まれた。初出場の一昨季も2打差4位タイと上位に入っただけに、前週予選落ちした悔しさを晴らすにはもってこいの舞台だろう。

「パッティングに今不安はない。大事なのはショートパットを外さないこと」と今週のキーポイントを挙げた松山は、同時に「（ショットが）今の状態だと苦しい展開になるはず」と警戒感をコメント。昨季は決勝ラウンドの追い上げで巻き返したが「まずは予選通過しないと週末に盛り返すことも出来ないので、初日、2日目は大事」とみる。

「やっぱり優勝したい気持ちは強い。ただ、そればっかりを追い求めて気持ちだけ先に行っても技術が伴わないと、自分のフィーリングもフィットしないと勝てないと思うので、勝ちたい気持ちをぐっと抑えて今やるべきことをしっかりやった結果が良い結果になればと思う」

　一方の石川はこれまで3年連続予選落ちと得意な大会ではないが「コースとの相性とかではなくて、単純に自分のやりたいことが出来ていないということ」とこれまでの苦戦を分析。「自分的には60台で回れれば良いスコアだと思う。あまりにも優勝から遠いところでプレーしている大会だけど、そこにちょっとずつ自分の感覚が近づいてくるように。コース的にはすごく好きなので、良い成績を出せるよう頑張りたい」と意気込みを見せた。

　昨季覇者ケプカはツアー初勝利を手にした地で自身初の連覇を見据える。前戦のヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズでは3位タイに入っているが、4週空けての今大会にも好調を持ち込めるだろうか。そのケプカを差し置いて優勝候補筆頭に選ばれたのはバッバ・ワトソン（米）。これまで勝利こそないもののTPCスコッツデールとは抜群の相性を誇り、過去2シーズンいずれも2位タイに食い込んでいる。

　そのほか、大会3勝のフィル・ミケルソン（米）や2週連続優勝を目指すブラント・スネデカー（米）、世界ランクNo.3のリッキー・ファウラー（米）といった強豪がトロフィ奪取を目指してフィールド入り。昨季は1週間で約56万人のギャラリーを集めた今大会、大観衆を味方につけトロフィを掲げるのは誰になるのか。

【動画】昨季は1打差惜敗の松山「勝ちたい気持ち抑えて、やるべきことやる」
【動画】石川、過去苦戦のTPCスコッツデールを分析「相性とかではなくて単純にやりたいことが出来ていなかった」