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【松山英樹PGAツアー2勝目】「もっと練習して、もっと勝てるように」　勝って兜の緒を締める松山、“ビッグ4”への意識も口に

2016年3月20日（日）午前9:37

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松山英樹

松山英樹ウェイストマネジメントフェニックスオープン優勝会見

　アリゾナ州のTPCスコッツデールを舞台に開催されていたウェイストマネジメントフェニックスオープンは、最終日2打差3位タイから出た松山英樹の逆転勝利で幕を閉じた。競技終了後、激闘の末にツアー2勝目を挙げた松山が記者会見に臨み、試合中の心境や勝敗を左右したプレーなどを振り返った。

　1打差2位タイに終わった昨季大会に続き、2年連続で最終日最終組でのプレーとなった松山。後半まで首位に並んでいた同組のリッキー・ファウラー（米）に15番までに2打差をつけられ「厳しいかなと思ってプレーしていた」中、その後の17番でファウラーに思わぬハプニングが起きた。

　グリーンをとらえたかに思われたファウラーのショットは大きく弾んで池の中に。「本当に完璧なショットを打ってウォーターハザードに入ったので自分も信じられなかった」と松山も驚いた。しかし、思わぬライバルの失速で「チャンスはまだあると切り替えられた」ことが松山を勝利へと導く。

　17番ボギーのファウラーをよそにバーディを奪った松山は、ファウラーと再び首位に並んで最終18番へ。ここで両者バーディチャンスにつけたが、ファウラーは3メートル弱、松山は5メートル強。決めなければならない勝負所を「今までで一番良いパット」で沈め、勝負をプレーオフへ持ち込んだ。プレーオフは両者譲らぬ展開の末、17番での4ホール目で再び池に苦しめられたファウラーを松山がパーで退け、粘り勝ちでトロフィを掲げて見せたのだ。

　「今年中に絶対に2勝目挙げると思ってやってきて、思わずここで優勝出来たので、また次の目標を決めたいと思う」。2年ぶりの白星で早くも今季の第一目標を達成した松山。ファウラーという強敵を退けての2勝目は、今後のさらなる飛躍を予感させるものとなった。そのファウラーを含む“ビッグ4"への意識を問われた松山は「すごく刺激になるし、自分ももっと練習してもっと勝てるように、そういう存在になっていけるように練習していきたい」と勝って兜の緒を締めている。