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【動画】難コースで上位狙う岩田、“蛇の巣穴”は「風向き次第」　J.スピースが連覇に挑む

2016年3月24日（木）午後0:28

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岩田寛

　米男子ツアーのフロリダスイング第3戦、バルスパーチャンピオンシップが現地時間10日、フロリダ州のインニスブルック・リゾート＆GCで開幕。世界王者ジョーダン・スピースが連覇を狙う中、日本勢は岩田寛が唯一参戦し上位フィニッシュを目指す。

岩田寛バルスパーチャンピオンシップ大会前インタビュー

　開催地のコッパーヘッドコースは16番からの上り3ホール、通称“スネークピット（蛇の巣穴）"が名物の難コース。初出場の舞台で上位進出を狙う岩田は「グリーンを張り替えたらしいが、硬いは硬い。試合になったら速くなったりもするので、当日になってどうかなという感じ」と練習での感触をコメント。

　また、池と林に囲まれた難関16番は「風向き」次第と分析している。前月のAT＆Tペブルビーチプロアマ（4位タイ）では優勝争いを演じたものの、直近2試合は予選落ちとこのところは苦戦が続く。今大会は2週間ぶりの実戦となるが、難コース攻略で巻き返しとなるか注目だ。

　昨季大会ではスピースがパトリック・リード（米）、ショーン・オヘア（米）との三つ巴のプレーオフを制してツアー2勝目。この白星を皮切りにメジャー2勝を含む年間5勝と大ブレイクを果たした。直近2戦で予選落ち、17位タイと決して絶好調とは言えないが、相性抜群の今大会では優勝候補の筆頭と見てよいだろう。

　今大会にはそのほか、昨季大会で1打差4位タイに入ったヘンリック・ステンソン（スウェーデン）や、ともに今季1勝のジェイソン・ダフナー（米）、グラエム・マクドウェル（北アイルランド）らも参戦。前週のWGC-キャデラック選手権で3位タイに入ったダニー・ウィレット（英）も、過去10か月間に世界中で2勝含むトップ5入り8回を数えているだけに目が離せない存在だ。

　また、ともに大会2勝の崔京周（韓）、レティーフ・グーセン（南ア）のほか、ルーク・ドナルド（英）、ビジェイ・シン（フィジー）といった歴代覇者も大会を盛り上げる。02年、06年王者の崔は昨季一度もトップ10入り出来ず不振に喘いだが、今年に入っての直近4戦ではトップ5入りを2回記録するなど調子は上向き。この勢いでスピースからの王座奪還となるだろうか。