ファン熱狂「がんばれ谷原」TVで見るマッチプレーの面白さ
2017年3月26日(日)午後6:16
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パシフィコ横浜にて行われた「ジャパンゴルフフェア2017」。今朝の谷原秀人ベスト4進出のニュースを受け、ゴルフネットワークのブースに訪れるゴルフファンからもその注目度の高さを感じた。
WGCマッチプレー準決勝は26(日)よる11時からゴルフネットワークで生中継
ゴルフネットワークのブースには、
「谷原選手すごいですね!今夜の放送も楽しみです」
「マッチプレーはハラハラどきどきで、谷原選手の活躍をLIVEで見たいです!」
といった視聴者も多く訪れた。
ゴルフファンと一緒に藤田寛之プロも谷原のプレーに熱い視線を送っていた
日本ではあまり馴染みのない"マッチプレー"だが、2年に一度行われる米国選抜対欧州選抜の対抗戦「ライダーカップ」は世界中のゴルフファんが熱狂する。アメリカ、ヨーロッパではメジャーよりも盛り上がりを見せるとも言われている。
今大会でローリー・マキロイが初戦で敗退するなど、決勝トーナメントに進出できなかったようにマッチプレーは、実力差があってもひっくり返ったりするから見ていて面白い。ゴルフネットワークで毎月放送している「the MATCH」も好評を博している。
「WGC?デル・テクノロジーズ・マッチプレー選手権」で現地レポーターを務める杉澤伸章はストロークプレーとマッチプレーの違いについて、「マッチプレーは1ホール単位で切り替えやすいのが特徴」と解説。
「マッチプレーは『入れるか入れないか、乗せるか乗せないか』というシンプルな戦い」と心理的にも18ホールのストロークプレーとは異なるという。
それはTVでゴルフを見ている側にも言えることかもしれない。
ストロークプレーは1打1打の積み重ねで複数人がプレーするが、マッチプレーは1対1の勝負で、1ホール毎に勝敗がつくので見ていてもわかりやすい。
今大会のように、決勝進出をかけたグループ予選とノックアウト方式の決勝トーナメントというスタイルはサッカーW杯や先日行われた野球のWBCと同じスタイルだ。
視聴者にとって「誰が誰に勝った」、「次の対戦はあの選手か」など、ストロークプレーにはない相手を意識し、1試合1試合で一喜一憂する観戦スタイルが出来上がる。
24日(金)にゴルフフェア会場内で行われた「2017コ゛ルフ市場活性化セミナー」では、スポーツ庁参事官の松山大貴氏のよる「スポーツの成長産業化」に関する基調講演が行われた。
「2020年の東京五輪は日本のスポーツそのものの価値を見つめ直すチャンス。スポーツ市場の拡大を目指して、国の施策としてはじめてスポーツが取り上げられた」
その施策である「日本再興戦略2016」においては現在5.5兆円のスポーツ産業を2025年には15兆円を目指すという。
その上で、「スポーツの価値を『する』から『見る』へシフトしていく必要がある。そのためには従来にない新しい発想が必要」と訴える。
ゴルフにおいても「する」という要素が強い。野球やサッカーのように「しない」けど「見る」というゴルフファンは海外と比べても日本は少ない。
今年は国内男子ツアーでもマッチプレー競技が開催される。マッチプレーというわかりやすい観戦スタイルはゴルフを「する」から「見る」へと価値を変える可能性があるかもしれない。
谷原秀人の活躍が日本に「マッチプレーの面白さ」を伝える良いきっかけを作るかもしれない。
<最終日>
?【準決勝】※日本時間
3/26(日)
午後11:00 J.ラーム vs B.ハース
午後11:12 谷原秀人 vs D.ジョンソン
ゴルフネットワークでは26(日)午後11時?生中継!
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WGC-デルマッチプレー
WGCマッチプレーは連日ゴルフネットワークとNHK BS1のリレー中継
<準決勝・決勝>
前半 3/26(日)午後11時?翌朝6時(LIVE)
後半 3/27(月)午後8時?午後11時(VTR)
【見逃し配信】WGC-デルマッチプレー
【放送予定】WGC-デルマッチプレー
(写真:Getty Images)