35から24パットに、上田桃子が66で急浮上!3年ぶりの優勝へ好位置
2017年3月3日(金)午後7:12
国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」2日目、強風が吹き荒れた初日とは打って変わって穏やかなコンディションの中、スコアを伸ばす選手が相次いだ。
この日のベストスコアは2016年プロテスト合格組の川岸史果。OUTコースの最終組でスタートした川岸は8バーディ、1ボギー、トータル「65」のラウンドで13位タイから一気に首位へ躍り出た。
川岸に次いで好スコアを出しのたはプロ13年目の上田桃子だ。10番からスタートした上田は15番パー4でバンカーから見事にチップインバーディを奪う。1つスコアを伸ばして迎えた18番パー5では2オンに成功し、見事にイーグルを奪う。勢いに乗った上田は後半で4バーディ、1ボギーとさらにスコアを伸ばして「66」でホールアウト。首位と2打差の5位につけた。
2日目のスタッツを見ると、フェアウェイキープ率は50%(7/14)、パーオン率は61%(11/18)と決して良いものではない。特筆すべきはパッティングの数。初日を終えてパッティングを課題に挙げていたがこの日は違った。高麗芝のグリーンを相手に苦しんだ初日の35パット(全体の102位)に対して、2日目は24パット(全体の2位)。チップインがあった影響もあるが、その差は11ストロークにも及ぶ。
新たな武器を手に高麗グリーンを攻略
プロ3年目の2007年には初優勝を含む年間5勝を挙げて、史上最年少の賞金女王に輝いた。翌08年からは米ツアー参戦したが結果を出すことはできず、プロ10年目の2014年に国内ツアーへ復帰。「CAT Ladies」では涙の復活優勝を遂げた。さらに同年「樋口久子 森永レディス」でシーズン2勝目を飾るが、その日以来優勝カップを掲げていない。
30歳で開幕を迎える節目のシーズン、日米ツアーで栄光から挫折まで多くの経験をしてきた上田。2014年以来の優勝を目指して決勝ラウンドへ挑む。
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(写真:Getty Images)