「2017年は勝負の1年」メジャー初Vへ上田桃子が初日30位から5位へ浮上
2017年5月5日(金)午後5:38
茨城県の茨城ゴルフ倶楽部 西コースで開催されている「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」2日目、予選カットラインは5オーバーとメジャーならではの厳しいコースセッティングに多くの選手が苦しむ中、初日トップタイの川岸史果、岡山絵里がこの日も好プレーを続ける。川岸が68とスコアを伸ばして通算8アンダーで単独首位に、岡山が通算7アンダーで1打差の2位につけた。
注目は初日30位から5位へと浮上した上田桃子。地元熊本で行われた「KKT杯バンテリンレディス」以来となる3週間ぶりの出場となる。大会初日は4バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの「74」と出遅れたが、2日目は「良い集中力でプレーできた」と67をマークして優勝戦線に浮上。
「午前スタートのためグリーンが止まりやすくてマネジメントしやすかった」と話す上田は前半を2バーディ、1ボギーで折り返すと、後半は4バーディ、ノーボギーとコースレコードに迫る完璧なプレーを見せる。それでも「17番と18番は惜しかった。明日以降に取り返したい」ともう少しスコアを伸ばすことができた悔やんだが、67は2日目のベストスコアとなるキム・ハヌルの「66」に次ぐ、2番目に良いスコアだ。
今季は8試合に出場して、棄権した1試合を除くと7戦全てでトップ20入り。平均スコアは71.1739(6位)と安定したプレーを続けている。先週の「サイザーエージェンドレディス」は風邪による体調不良で初日の9ホール終了後に棄権していたが、メジャー初制覇を目指してコンディションを上げてきた。
2日連続で1万人を超えるギャラリーが訪れた今大会。「ものすごい数のギャラリーにびっくりしました。熊本のこともあってなのか、たくさんのギャラリーの方に『がんばれ!』と声をかけてもらって力になりましたし、多くのギャラリーの前でプレーできるのは有難いです」と声援を力に決勝ラウンドへと臨む。
熊本での敗戦について「もちろん悔しい気持ちはありますが、これから頑張るぞ!という思いが強いです。これまでの試合は終わったことだし、気持ちを切り替えて集中して戦います。決勝は今日までのゴルフとは違うゴルフが求めらえるので、常に先を見据えてプレーしたい」と落ち着いた表情で気持ちを引き締めた。
30歳の節目のシーズンを迎える今年、上田は「ここからが勝負」と熱い想いで臨む。4月に収録した「杉ちゃんが行く!」の番組内では「米ツアーやこれまで経験してきたいことを結果につなげたい。2017年は勝負の1年になる」と胸の内を語っていた。地元熊本での敗戦から約1ヶ月、上田桃子が今季初優勝、そして自身初のメジャー優勝を目指す。
【2日目成績】
1位 川岸史果(-8)
2位 岡山絵里(-7)
3位 コ・ジンヨン(-4)
3位 キム・ハヌル(-4)
5位 上田 桃子(-3)
6位 キム・ミンソン(-2)
6位 成田美寿々(-2)
6位 セキ・ユウティン(-2)
杉ちゃんが行く! ?上田桃子・木戸愛とワクワクドライブ!5/7(日)23時放送
「ぎゅっと週刊国内ツアー」5/8(月)放送回は国内女子メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」を特集
「ぎゅっと週刊国内ツアー」5/8(月)よる11時?初回放送
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