国内男子

ツアー初優勝目前の若手・堀川未来夢と香妻陣一朗が9Hマッチプレーでガチンコ対決！

2017年5月3日（水）午前10:03

　毎月プロ同士の9ホールマッチプレー対決を120分にわたって放送するゴルフネットワークの人気番組「ゴルフ真剣勝負 the MATCH」。5月放送は、ツアー初勝利目前とされる若手の二人、堀川未来夢と香妻陣一朗が9ホールのマッチプレーでガチンコ勝負。千葉県・カレドニアン・ゴルフクラブでその収録が行われました。

マネジメントを重視する頭脳派・パナソニックOPで「63」の爆発力も─堀川未来夢

　堀川未来夢（1992年12月16日生まれ）は、神奈川県出身の25歳。4歳からゴルフをはじめ、日本大学在学中には12年・13年の国体連覇など数々のタイトルを獲得。ルーキーイヤーの2015年には、「ネスレ日本マッチプレー」で石川遼を破ったことで一躍注目を集めました。グローブを使わない感覚重視の技巧派で、頭脳的にコースを攻略していくことが信条。今シーズンはファイナルQT14位の資格でツアー前半戦の出場権を獲得。4月のパナソニックオープンでは、3日目に「63」のビッグスコアを出して優勝争いに加わり、3位Tの成績を収めています。

バーディ狙いの攻撃的ゴルフが魅力・姉は香妻琴乃 ─香妻陣一朗

　対する香妻陣一朗（1994年7月7日生まれ）は、鹿児島県出身の23歳。姉は女子プロゴルファーの香妻琴乃。父の影響で2歳からクラブを握り、幼少期は横峯さくらの父である良郎氏主催の「めだかクラブ」に入って姉とともに腕を磨きます。高校時代は九州アマ優勝、日本アマ3位などの実績を残し、松山英樹らとともに「世界アマ」代表に選ばれた経歴を持ちます。2012年にプロ転向し着実にキャリアを積み重ね、昨年9月のチャレンジツアー「エリートグリップチャレンジ」で初優勝、10月の「マイナビABCチャンピオンシップ」で4位に入り初シードを確定させました。身長165cmと小柄ながらも平均飛距離約290ヤードという飛距離が魅力で、今シーズンも国内開幕戦以降は3戦連続で予選を突破し、好調をキープしています。

頭脳派マッチプレー巧者vsバーディ重視の攻撃型ゴルファー

　ピン狙いよりもセーフティにコースを攻略していくタイプの堀川に対し、リスクを恐れず常にバーディを狙っていく香妻。お互いの印象について、堀川は「凄いアグレッシブ。OB2発打っても表情に出ない」、香妻は「淡々とプレーしているイメージ」とプレースタイルどおりの評価。ただ、自己分析はちょっと違うようで、香妻は「あまり何も考えずにプレーしている。もう少し考えた方がいいかな」と述べ、堀川も「自分の中では喜怒哀楽ある。ガッとしないようにしている」といい、それぞれ内面では見た目とは異なる感情もあるようです。

　9ホールの短期決戦を前に意気込みを聞くと、マッチプレー経験が豊富な堀川は「ストローク（プレー）は自分との戦いだが、マッチプレーは相手との戦い。クラブ選択なども変わってくる。相手を見ながら、でも時には自分に徹して、臨機応変にいきたい」と落ち着いてコメントしたに対し、香妻は「（堀川は）堅いゴルフをされるので、バーディをたくさん獲って勝ちにいきたい。最初の2?3ホールは気合を入れて獲りにいく。負ける気はない」と鼻息荒く宣言。頭脳派のマッチプレー巧者かバーディ重視の攻撃型ゴルファーか、プレースタイルの異なる若手同士の対決の行方は果たして。

　そのほか番組では、両プロによる対談やワンポイントレッスン、キャディバックの中身を紹介するコーナーなど、普段のゴルフ中継では知ることができない二人の人柄と魅力を紹介しています。

　「ゴルフ真剣勝負 the MATCH 」は、5/3（水）午後9時より初回放送です。

> ゴルフネットワークマガジン一覧