国内女子

ストップ・ザ・韓国！ツアー通算62勝岡本綾子プロが期待する日本人選手とは？

2017年3月15日（水）午後6:24

3月よりスタートした新番組「ぎゅっと週刊国内ツアー」。3/13(月)放送回では、日本ツアー44勝、アメリカツアー17勝、欧州ツアー1勝を誇るレジェンド岡本綾子プロが出演。今年の女子ツアーの展望についてお伺いしました。

近年、韓国勢の躍進が目立つ国内女子ツアー。過去10年の賞金女王を見ても、2010年以降は森田理香子以外にトップに立った日本人はいない。

【過去10年間の歴代賞金女王】
2016年　イ・ボミ
2015年　イ・ボミ
2014年　アン・ソンジュ
2013年　森田理香子
2012年　全美貞
2011年　アン・ソンジュ
2010年　アン・ソンジュ
2009年　横峯さくら
2008年　古閑美保
2007年　上田桃子

2017シーズンも韓国勢の勢いは止まらず、開幕戦のアン・ソンジュ、第2戦の全美貞と2試合続けて韓国勢の優勝となった。

韓国勢はなぜ強い？

ではなぜ韓国勢がこれほどまで強いのか？岡本プロに日本勢との違いを聞いた。

「私なりに韓国人選手が強いと感じるのはスイングプレーンがシンプルであること。変則スイングをしている人が非常に少ない。変則スイングをすればするほど、人の何倍も練習しなくてはいけない。トーナメントに入るとホテルとコースを往復する毎日がルーティンになる。そういった環境の中でどのようにスイングを作っていくのか。練習の仕方やゴルフスイングに対する基本的な姿勢が日本の選手とは違いますね。」

今季期待の日本人選手は？

ツアーのさらなる盛り上がりには日本人選手の活躍が必要。岡本プロが期待を寄せる日本人選手とは？

鈴木愛（2016賞金ランキング 5位）

「1人は鈴木愛。彼女はがんばり屋で一所懸命。彼女の印象はパッティングが上手いこと。私はパッティングが上手い人には憧れがあるんですよ。ゴルファーとしてのキャラクターは強いものを感じさせられますね。」

岡本プロが絶賛する鈴木のパッティング技術。昨季の平均パット数は1.7445でツアー1位。今季は開幕戦で18位タイ、第2戦は21位タイと上位フィニッシュはないが、昨シーズン以上の活躍に期待が高まる。

笠りつ子（2016賞金ランキング 3位）

「笠りつ子は今年期待される一人ですよね。技術面ではショットの曲がり幅が非常に少ない。デビューして一気に活躍しているというよりは、じっくり構えて自分の足元が見える選手なので期待したいですね。」

岡本プロが話すように笠にとってプロ11年目の昨季は飛躍の1年となった。年間2勝を挙げ自身最高位となる賞金ランキング3位、獲得賞金も初の1億円を突破した。今年の目標は獲得賞金2億円を宣言。開幕戦では尻上がりに順位を上げて18位フィニッシュ。続く2戦目では優勝争いにも絡み5位と安定した成績を残している。

最後に、岡本プロから日本勢へのエールも。

「毎年強い選手が1人や2人しかいないからダメなんです。岡本綾子みたいな人が2、3人いて、樋口久子みたいな人が2、3人いればツアーは面白くなりますよ。日本勢にはみんなもっと強くなって欲しい！」

（3月13日放送「ぎゅっと週刊国内ツアー」より）

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