国内女子

熊本地震から1年、プロ初優勝熊本の地で上田桃子が首位発進

2017年4月14日（金）午後8:27

2016年4月14日、開幕を翌日に控えた夜に熊本地震が発生し、「KKT杯バンテリンレディスオープン」は開催中止となった。

あれから1年、選手、関係者が一丸となり復興支援の活動を行いトーナメント開催に向けた準備を進めた。「みんなde熊本！みんなのクマモト！」をテーマに2年ぶりに開催される本大会。地元熊本出身の選手をはじめ、出場選手の多くが熊本でトーナメントが開催できることへ熱い想いを寄せプレーした。

スタート前には日本女子プロゴルフ協会小林浩美会長とミーティング委員長の若林舞衣子、熊本県出身の一ノ瀬優希らが黙とうを捧げた。

大会初日トップに立ったのは熊本出身の上田桃子。アンダーパーはわずかに3人、平均スコアは76.2130（+4.2130）という難しいコンディションの中、3バーディ、ノーボギーのラウンドで「69」をマーク。

地震発生後から復興支援活動を続けてきた上田「復興に向けて頑張っている熊本の人たちの前で恥ずかしいプレーは見せられない。優勝目指して頑張りたい」と人一倍、今大会にかける気持ちは強い。

今大会はプロ3年目の2007年にツアー初優勝を飾った思い出の地でもある。同年、5勝を挙げた上田は史上最年少の賞金女王に輝く。

2014年シーズン以来、優勝から遠ざかっている上田。プロとして飛躍の一歩となった熊本の地で再び輝きを取り戻すことはできるか。地元熊本の声援を背に受けて、決勝ラウンドへと挑む。

【大会初日成績】
1位　上田桃子（-3）
2位　永峰咲希（-1）
2位　永井花奈（-1）
4位　イ・ボミ（E）
4位　松森彩夏（E）
4位　服部真夕（E）
4位　工藤遥加（E）
4位　城間絵梨（E）
4位　吉田弓美子（E）
4位　平野ジェニファー（E）
4位　西山ゆかり（E）
4位　東葵

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（写真：JGTO）

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