300Y超えルーキー星野陸也と予選トップ小平智のスイングを生解説
2017年4月15日(土)午前10:53
とことん1番ホール生中継の見どころの1つがいろんな選手のスイングやマネジメントの違いが見られることです。「東建ホームメイトカップ」のとことん1番ホール生中継ではスーパースローカメラを使って、ツアープロコーチの内藤雄士氏が各選手のスイングを生解説。
今回は3日目の放送の中から注目の小平智と星野陸也のスイング解説をご紹介。
解説:内藤雄士(東建ホームメイトカップ3日目 とことん1番ホール生中継より)
星野陸也「柔軟性が生み出す強烈な上半身の捻転」
星野選手の特徴は186cmという恵まれた身長に加えて、体が非常に柔らかいことです。柔軟性から作り出されるどっしりとした下半身(土台)と強烈な上半身の捻転が飛距離の源です。
星野選手は見た目はそんなに強振している感じではないですが、スイングスピードは本当に早いです。あれだけのヘッドスピードと飛距離が出るのは身体能力が高く、スイングがしっかりと安定しているからです。
まず、テークバックからトップにかけて下半身がアドレスと変わらない状態なのに、トップの位置では右の肩甲骨が完全に見えるほど肩が回っていてます。さらに軸に対してシャツのシワが斜め入るのは軸回転がしっかりとできている証拠です。
両足が地面を踏ん張ったままダウンスイングに入り、インパクトで胸が真正面を向いて、長い手がしっかりと下に落ちているのでインパクトの再現性が非常に高いです。
また、トップで右肘が内側にしっかりと絞れているのでダウンスイングでクラブがシャフトプレーンに下りてきます。ややオーバースイングに見えるかもしれませんが、これは体が柔らかい証拠なので全く問題ありません。
フォロースルーでは足が後ろに行くのではないかというくらいの動きですが、それだけ右足(右腰)が前に出ないようにしているスイングだからです。右足の粘りがあるからこそ力強いインパクトが生まれます。
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小平智「フィギュアスケートのような左足のジャンプ」
小平選手はよく右足で傾斜板を踏んでスイング練習していますが、これは右サイドにスウェイしたり、右膝が横に流れないように意識した練習です。
テークバックで体を回転させる時に力を逃さないように右足で踏ん張って絶えているのが特徴です。トップの位置でも右腿が張った状態で真正面を向いています。
そのためトップで右サイドをしっかりとキープしたまま、上半身を回転しているので飛距離アップ繋がります。
また、ダウンスイングでは右軸をキープしたまま、インパクトにかけて左ひざが真っ直ぐに伸びてくるのがポイントです。
一度しゃがんだ状態から飛ぶフィギュアスケートの4回転ジャンプ等と同じ理論で、左ひざが曲がった状態からジャンプして真っ直ぐに伸びる推進力をスイングの回転スピードに変換させているのが飛距離アップの秘訣でもあります。
「東建ホームメイトカップ」
生中継を見逃した方はPLAY BACK1番ホールでチェック!
3日目 PLAY BACK1番ホール
4/15(土)13:00?16:00
最終日 とことん1番ホール生中継
4/16(日)7:30?10:15
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(写真:JGTO)