22位タイで終戦の池田「悔しい、自分が許せない」と語るも、難コースTPCソーグラスでバーディ数は全体の5位に
2017年5月15日(月)午後3:01
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「ザ・プレーヤーズチャンピオンシップ」最終日、池田勇太はが5バーディ、3ボギー、2ダブルボギーの「74」でプレー。通算イーブンパーの22位タイで4日間の戦いを終えた。
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【池田勇太 最終日ホールバイホール】
強風が吹き荒れた3日目をイーブンパーで回り、16位タイへと順位を上げて最終日を迎えた池田。3日目終了後には「今日(3日目)の風で頑張れたので、明日(最終日)はどういう天気になってもやれる」と話していたが、3日目までとは異なる真逆の風が池田を苦しめる。ホールアウト後には「今日はいろいろあった18ホールだった。(この結果は)悔しい」と感情を表した。
212Yの8番パー3では、オンコースアナライザーのの杉澤伸章も「アゲインストとフォローの風が秒単位で動いている」と池田はクラブ選択に頭を悩ませる。大きめの番手でスライス系のボールで狙うも風に乗ってグリーン右奥へ。難しいアプローチが残りボギー。
10番パー4のセカンドは大きくショートしてバンカーに入ってボギー。杉澤は「セカンド地点では風が止んでいるように感じても、上空はアゲインストの風が吹いていた。さらにフェアウェイでバミューダ芝の逆目の影響もあってショートした」と解説。
風のジャッジが難しかった最終日、池田は練習ラウンドで1度、同じ風を経験していたが「このコースでは今日の風が一番難しい」と振り返った。「どうしても3日間(西の風)のイメージがついているので、プレーしていても難しかった。それでも戦い抜かなくてはいけなかったのに、打ち勝つことができなかった自分が許せない」と悔しさを表した。
それでもTPCソーグラスで4日間戦った経験は次に活きると話す池田。
「平らな場所に落ちるとグリーンが硬くて前に行ってしまうし、必ず受けている面に落としていかないといけない。この風の中でランディングポイントまで考えて打たなくてはいけない。今日ブルックス・ケプカと一緒に回って、そういう部分の差が結果に出ていたと思う。それが今の自分が上に行けない理由」
世界との差を痛感した池田だが、初日はオーバーパーの「73」だったが、2日目は「69」とアンダーパーも記録した。4日間で奪ったバーディ数は18個でフィールド全体の5位。パー3のティショットとパー4・パー5での2打目のスコア貢献度を表す「ストローク・ゲインド・アプローチ・ザ・グリーン」では4日間トータルでは6.893で4位と世界で通用するショットも見せてくれた。
「多少なりとも自信を持って、次の大会に臨むことができる」と確かな手応えを感じてTPCソーグラスを後にした。
池田は世界ランキング50位以内の資格で全米オープン出場を目指し2週間後のPGAツアー「ディーン&デルーカ インビテーショナル 」と翌週の「ザ・メモリアルトーナメント」へ出場予定。
大会最終日は5/15(月)20時から完全版をプレイバック放送!
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