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ツアープロは、練習ラウンドでコースのどこをチェックしているか?

2015年7月31日(金)午後10:54

トーナメントが行われるのは週の終わり。4日間競技なら、木曜日からスタートします。しかし、プロゴルファーは週のはじめにはコース入りして、念入りに練習ラウンドを行います。プロは練習ラウンドでどんなところをチェックするのでしょうか?

今回はツアープロが練習ラウンドでチェックするコースのポイントを紹介します。

コースの全体像とティーショットの番手を確認

月曜日や火曜日になると、プロはキャディーさんとともにコースのチェックを行います。毎年トーナメントが開催されているコースなら、どのあたりが昨年までと変わっているか。初めてのコースであれば、コースの特徴はどういうところかなど。コースの全体像を把握します。

例えばグリーン周りが難しいコース、ラフが深くやっかいなコースなど、コースの特徴を把握することで、プレーのおおまかな戦略がたてられます。

コースチェックに使うのは、グリーンまでの距離やハザードの位置などを記したコース図です。プロは試合中、このコース図を頼りにプレーします。トーナメント中継では、プロキャディたちがコース図のメモを見ながら選手と会話しているシーンをよく見ますね。

プロが特にチェックするのは、ティーショットで使用する番手の確認です。
パー4やパー5なら、ドライバーを使うのか、FWやUT、アイアンなどをつかってフェアウェイキープに徹するのかを考えます。ラフが深く、入ってしまうとコントロールがむずかしいときや、ドライバーの距離では落とし場所がせまく、その手前はフェアウェイを広く使えるところでは、あえて短い番手でティーショットすることが求められます。

距離が長いホールでは、ドライバーでできるだけ距離を稼ぎたいところですが、トラブルになりそうな場合は、番手を落として、短いクラブで広いところを狙うことが少なくありません。

パー3では、どのクラブを使うかをある程度考えておきます。距離が長く難しいパー3が鍵になりそうであれば、その時に使用する番手を重点的に練習することもあります。そのほか、風向きやピンの位置によってもプロは番手を変えます。使用する番手は、プレー中に臨機応変に変えることもありますが、練習ラウンドでこんな時はこうするという選択肢を整理しておくのです。

グリーン周辺は念入りにチェック

グリーン周りでは、いってはダメなところをチェックします。
いってはダメなところとは、アプローチが難しくなり、パーセーブが難しくなるところ。プロは、グリーンを外してもなるべくアプローチが寄せやすいところに外すことを考えます。ボールのライが良く、上り傾斜などでボールが止めやすいところは、プロの技術があればパーセーブの可能性が高いからです。

下り傾斜のきついところやラフが深いなど、ライが悪いところ。またバンカーのアゴが高く、ピンが近いところなどはアプローチの難易度が高くなるので、なるべく避けたいところ。グリーン周りのそういう場所をチェックしているのです。

もちろん、グリーンの傾斜や転がりは最もチェックするところです。
その年のグリーンのコンディション、そしてホールによってもグリーンのスピード感は微妙に変化します。タッチを合わせられるようにグリーンの転がりをチェックします。

見た目よりも転がったり曲がったりするところ、思ったよりも曲がらないところなど、見た目の感覚と実際の転がりをすり合わせるのが練習ラウンドの重要な目的です。

また、トーナメントでピンが立てられると想定される位置に、仮想のカップを設けて、その周辺のラインをチェックします。傾斜がきつくて、カップインの確率が低いところはなるべく避け、バーディーの取りやすいやさしいラインが残るところを把握しておきます。

アプリでコース図をチェック

このようにラウンドするコースを事前にチェックするのは、スコアメイクにとって重要です。

しかし、プロのような練習ラウンドは、アマチュアゴルファーには難しいもの。プロのようなコース図が手に入るわけではありません。そんな時に役立つのが、スコア管理アプリ「GOLFNETWORK PLUS」の新機能、「コースガイド」です。

ゴルフナビアプリ「GOLFな日 Su」をインストールして、「GOLFNETWORK PLUS」と連動することで、プレーするコース図をチェックすることができます。 そのホールの全体図を知ることができます。現在、期間限定でハザードまでの距離がわかる機能も使えるので、プレー前に自前に戦略を立てられる機能です。プロのように、ティーショットの番手を事前に考えておくこともできます。

もちろんプレー中でにチェックすることも可能。
初めてプレーするコースで、ブラインドとなるドッグレッグホールなどでは、コース図をみて距離や方向をチェックし、プレーを選択すると好結果につながるはずです。

新しく搭載された「コースガイド」機能。
ツアープロ気分で、是非活用してみてください。

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