レッスン

ラウンドの振り返りメモは、スコアアップの近道

2015年3月6日（金）午後3:00

心待ちにしていた週末のゴルフなのに、予想以上に大叩きをしてしまい落胆して帰路に着く経験は、ゴルファーなら何度も経験したことがあるもの。早く忘れて、次のゴルフの予定を立ててリベンジしたいと思う人も少なくないでしょう。

しかし、次のラウンドでも同じように大叩きしないためにもその日のラウンドの反省をするのが大切です。今回は、ラウンド後の反省を次のラウンドに活かすアイディアを紹介します。

回想ラウンドでスコアアップ！？

プレーを終えたツアープロが、インタビューで各ホールをどんなプレーをしたか詳細に答えているのをTVなどで見たことがある方も多いでしょう。プロは、その日打ったショットがどんな結果になったかを詳細に記憶しているだけでなく、ボールの状況や風などの状況を踏まえ、自分がどういう判断でそのショットを選択したのかを把握しているものです。

聞いて納得！スコアアップへの近道?プロがすすめるデータ活用術?

「GOLF NETWORK PLUS」でスコアを記録すれば、「HISTORY」で、その日のスコアの詳細を見る事ができます。パット数やティーショットの情報も入力しておけば、その日のパット数、パーオン率、フェアウェイキープ率など、様々なスタッツが把握できます。

ところが、入力をしても数字を眺めるだけで終わっているゴルファーが多いのも事実。「うわー、42パットもしちゃってるよ」とか「このホールのトリプルボギーと、このホールのダブルパーがなかったら80台だったのになあ」といった具合に、タラレバの話で終わらせてしまいがちです。できれば、せっかくのスコア記録が、次の良いスコアにつながるように有効活用したいところです。

ラウンドメモを有効活用

スコア記録を有効に使うためにも、合わせて使いたいのが、「GOLFNETWORK　PLUS」のメモ機能です。「マイスコアブック」にラウンドメモを記載する機能があります。

日記のように使っても楽しい機能ですが、ラウンド後の反省点を記載し、それを練習や次のラウンドに活かすことで、ぐっとゴルフ上達に近づきます。

メモには、良かった点や悪かった点を細かに書き、課題がわかるようにします。

「アプローチがよってくれて、寄せワンが3回あった」、「短いパットを2回外してしまったが、トータルは35パットなのでまずまず」、「OBが多く、それが大叩きにつながった」

など、ラウンド中に気付いたことを書いておきます。

このメモを見て、ラウンド前や練習で振り返っておきます。ココがポイントです。

そうすると前回の反省を踏まえて、ティーショットが不安定だったので、ドライバーの練習をしたり、狭いホール用に3番ウッドでのティーショットを練習するなどして、自分のゴルフの課題がより明確になるわけです。

上手くいったところは、もっと練習して自分の武器にしようとすると、モチベーションがあがります。スコア集計のスタッツを見ながら、実際のプレーを言葉にして反省してみることで、自分のゴルフの弱点と、逆に得意分野がよりはっきりするのです。そうして、自分なりのプレースタイルが確立されていきます。

反省点と改善点を明確に

おすすめしたいのは、大叩きしたホールの反省点を書くことです。

なぜ、大叩きになったのか、その時の状況や選択した番手を書いておくと、その大叩きも過ぎのラウンドへの糧になります。

それでも、「ラウンド中は必死だったから一打一打覚えていない」、「上級者ほどラウンド中に余裕がない」、そんな方も多いのではないでしょうか？

先ずはどんな状況でも一打一打に対してどんなショットを打つか考えて打つことが大切です。適当に打ったショットほど覚えていないものです。また、ラウンド中には「OB」、「左に引っ掛けた」、「ダフった」などミスのポイントと番手だけをメモしておいて、ラウンド後に自宅でPC版を使いながらじっくり振り返るのも良いかもしれません。

自宅でじっくりパソコンでラウンドを振り返る

例えば、以下のように反省点を記載します。

（状況）
15番のパー5。
ティーショットで左の池が気になってしまい、右にOB。
打ち直しのショットも当たりぞこないで、飛距離を稼ぐために、3番ウッドを使用。大きく右の林へミス。林から出してグリーンを狙い、手前のバンカーへ。バンカーは上手く脱出したものの2パットの「9」。

（反省点）
最初のOBが大きな失敗。池に入れていれば、まだ前から打てたのだから判断ミスでもある。
さらに4打目の3番ウッドを失敗したのが痛かった。次回は安全を重視して、確率の高いUTを選択したほうが良いだろう。

上級者であれば、パーオン率、パット数などのスタッツを見ながら、自分の数字がどう変わっているかをチェックするとよいでしょう。数字を上げていくのは難しいですが、半年や一年といった長いスパンで自分のゴルフの成長が確認できると、俄然ゴルフ熱が高まります。練習への意欲も向上するはずです。

ゴルフをより楽しむためにも、ラウンドメモをぜひ試してみてください。

【関連リンク】スコアアップにも繋がるラウンド前にやっておきたい5つのポイント

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