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スマートゴルファーはかっこいい!知っておきたいプレーを早くする5つのポイント

2015年2月12日(木)午後2:45

 「エチケット」は、ゴルフ規則の第1章に書かれている最重要項目です。エチケットがスコアよりも優先されるというのが、ゴルフの原則です。

 

 中でも守りたいのは「スロープレーの防止」です。

ゴルフ規則6-7にはスロープレーに対する規定があります。昨今、国内・海外問わずプロのツアーでもスロープレーに対する取り締まりは厳しくなっています。2013年の全英オープンで起きた松山英樹選手に対するスロープレーによるペナルティは記憶に新しいところ。

 

 プロのツアーやアマチュアの競技大会だけではなく、一般のラウンドにおいてもスロープレーは、同伴競技者にも後ろの組の進行にも迷惑をかけてしまいます。また、時間をかけずにプレーするということが、ゴルフというスポーツの要素にもなっています。風が止むまでプレーを待ったり、納得できるまで素振りしていたりしていては、プレーが成立しないのです。

 そこで今回はスロープレーを無くす、プレーを速くするコツを紹介します。

その1:自分のプレーでの時間短縮法

 プレーが遅い人には、「自分の打順の際に時間をロスしている人」多いようです。

 そうした人はプレーに集中してしまい、自分のプレーが速いか遅いかがなかなかわからないのが困ったところです。腕前がもう一つで、ショットの回数が多いために時間がかかっている場合は、1打1打にかかる時間を減らさないといけません。その意味では、初心者やアベレージゴルファーほど、時間短縮のテクニックを有効活用できます。

 自分の打順の際、スロープレーの主な原因となる時間のロスは以下の様なものです。

・ボール探しに時間がかかる
・ボールを探す際に、クラブを持っていない→ボール位置に来てからクラブを取りに行く(or キャディさんを待つ)
・打順が来てから距離を測る
・打順が来てから、ピンの位置を調べる(キャディさんに聞く)
・パッティングの際、打順が来てからキャディさんにラインを聞く
・素振りが多い

その2:ボール探しは効率的に
 

 「ボール探しに時間がかかる」人の多くは、ボールの行方を見るのが下手で、見当違いの場所を探している人がほとんどです。

 落下地点周辺の目印になる木などを覚えておき、そこを基準に探す習慣をつけましょう。そして何よりも、自分の正確な飛距離や、普段の球の高さなどを把握しておくことが大事です。自分のショットのだいたいの距離を知っていれば、「向かい風だし、スライスしたからこの辺」という単純な計算から、探す位置を限定できます。

 また、自分の弾道の高さや特性を知っていれば、ボールが見えにくい薄曇りの日や逆光のホールでも、ボールを見失いにくいのです。自分の弾道を知ることは、上達にするうえでの重要な要因でもあるので、普段から自分のショットの高さや滞空時間などを意識しておくとよいでしょう。

 暫定球を打っておくクセをつけておくのも大切です。ボール探しはそこそこにして、プレーを進めたほうが、精神的にも負担が少ないのです。ボールはつねに予備をポケットに入れておきます。悪名高い前進4打のティーも積極的に利用するべきだと思います。

その3:ボール位置ではショットするだけ!
 

 「ボール位置までクラブを持っていない人」は、他の人が打ってからカートにクラブを取りに戻る場合や、同様にクラブを1本しか持たずにボールのところへ行き「向かい風だから1番手上げよう」などといちいちカートに戻る人のこと。コレは大変な時間のロスになります。

 これは、単純にクラブを複数本持って行動する癖をつけるだけで防げます。遠目で見てボールが150Yの看板の近くにあったら、150Y打つクラブの前後1番手ずつ持って行く。明らかに傾斜地なら、レイアップ用の短い番手もそれに加える。風向きにしても、ボール位置行く前にわかるはずですから、向かい風なら150?170Yに対応できる番手を持って行けばいいのです。

 ボールを林に打ち込んでしまった場合も、おおよその距離を判断して「直接グリーンまで打てる番手」2?3本に加え、「転がして出す用のロングアイアン」「ライが悪いとき用のウェッジ」などをひと揃え持って林に入りましょう。ボールを見つけてからクラブを取りに行くのでは遅いのです。

 グリーン周りで、AWでのアプローチに失敗してバンカーに入ってしまい、あわててサンドウェッジを取りに戻るのも同様です。「バンカーに入るかもしれない…」と予測するのは、プレーのリスク管理にも直結します。バンカーがあれば念のためサンドウェッジを持っていくか、あるいはAWでのバンカーショットを練習しておくべきでしょう。

 打順がきてから「距離を測る」、「ピンの位置」を調べるというのもボールの位置まで移動するまでに、予測ができていないのが原因。移動しているあいだに、ボールのライや残り距離、ピンの状況などをある程度予測しておくことが、スロープレー防止につながります。

 そして、こうした予測力を磨くことが、コースマネージメントの向上につながるのです。

 「素振り」ですが、時間のロスもさることながら、同伴競技者やキャディさんの印象も非常に良くないものです。一緒にラウンドしていて「プレーが遅い」と感じる人は、素振りが多いなどショット前のルーティンが長い人です。ショートゲーム以外の「素振り」はできればしないのが望ましいですが、しても一回にとどめておきましょう。どうしても「素振り」がしたくなったら、打順を待つ間など、プレーの合間にも出来ます。

 まとめると、打順が回ってくる前に出来る事は打つまでに済ませておくこと。これで大幅に時間が短縮できます。

その4:予測能力を高めて時間短縮

打順以外でも、時間を縮める方法はあります。

・カートはなるべく前に動かす
・打ってからはクラブを収めず、とりあえずカートに乗る
・ピンは早めに抜く、ホールアウトした人が持つ
・パッティングの際、アプローチクラブは次のティー方向に置く

 以上が主な例ですが、やるべきことを先にやっておくこと。状況を予測して準備すること。やること自体を減らすこと。この3つでプレーは速くなります。

 プレーが速い人に共通して言えるのは、「予測能力」が高いということです。ボール位置まで歩きながら「あの辺にありそうだな」と予測し、さらにはグリーン周りの景色を観察したり風を計算し、攻め方や狙いどころを予測できているので、ボール位置に来た段階でほぼ使う番手を絞れています。そして最終的にライや風を確認し、前の人のプレー中にイメージを膨らませておいて、自分の番になったら速やかに打ちます。

 そして、「予測能力」を高めるには同伴者のプレーを見ることも大切です。自分のプレーばかりに集中するのではなく、同伴者のプレーや周りをよく見ることでその日のラウンドが楽しいものにもなり、プレーファーストにも繋がります。

その5:スコア入力もスマートに、プレーに集中したい人はラウンド後にじっくり入力
 
 

ゴルフスコア管理アプリ「GOLF NETWORK PLUS」ならラウンド中でもワンタッチで簡単にスコアを入力することができます。でも、入力するタイミングには十分気をつけましょう。アプリに入力するにしても、紙のスコアカードに入力するにしても、プレー遅延にならないよう注意することが必要です。

 スコアを入力することにばかりに気をとられて、自分の打順が来ていることに気がつかない・・・なんてことは避けなくてはいけません。同伴者のプレーもしっかり見て、スコアを確認し自分の打順を把握した上で入力しましょう。前の組との間隔が空いていたり、打順が早い場合は先にショットの準備をして、打った後に入力。前が詰まっていたり、打順が後ろの場合はティーショットを打つ前に入力するのも良いですね。

 「目上の方とのラウンドだからスマホを使うのは気がひける」、「ラウンド中はプレーに集中したい」といった方には 「GOLF NETWORK PLUS」のPC版がオススメです。ラウンド中は紙のスコアカードに入力し、ラウンド後に帰宅してからパソコンでじっくりと回想しながらスコアを入力することができます。また、ラウンド中はスコアだけアプリに入力、ラウンド後にFWキープやラウンドメモなどの詳細な記録を入力するといったようにスマホとパソコンを使い分けすることもできます。

 

 こういった一連の動作を滞りなくできるプレー進行の速いゴルファーは、スマートでカッコいい印象を与えるものですし、スコアアップにも有効。手際の良いプレーでカッコいいゴルファーを目指しましょう。

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