【レッスン】飛距離を伸ばしてもっとバーディを獲ろう!
2015年5月19日(火)午後4:00
ヨーロピアンツアー参戦経験を持つインストラクター、マーティン・ホールのレッスン番組「スクール・オブ・ゴルフ」。毎週、初心者から上級者まで、あらゆるレベルのゴルファーの質問にも答えてレッスンします。
今回のテーマは、「バーディを量産するための飛距離アップ法」です。
バーディを沢山獲るには飛距離が欠かせません。ドライバーの飛距離が200ヤードだと、405ヤードのパー4でバーディチャンスにつけるのは至難の業。つまり、出来る限りティーショットで距離を稼ぐ必要があるのです。そこで、スイートスポットに当てることを前提に、ドライバーショットで最大限パワーを出すための4つのポイントを説明します。
ポイント1 手首を動かす
まず、手首を動かせことでスピードが出ます。プロが「手首を使わないようにした」とコメントする時がありますが、それは彼らは元来、飛距離を出せるから。まず、バックスイングとフォロースルーで親指が上を向く様にスイングすることを意識します(写真1、写真2参照)。
ポイント2 右腕を曲げて伸ばす
次に必要なことは腕の動き。パワーを生み出すためには、ヘッドスピードを上げる必要があるので、右打ちなら右腕を曲げて伸ばすという動作をすることが大切です。右腕を曲げてテイクバックすると、左腕が胸の前を横切ります。写真3のようにクラブを胸の前に当てると、胸は動かずに左腕が胸の前を通ることが分かると思います。左腕が胸の前に来たら、右肘をたたむわけです。
この動きにポイント1の動きを合わせてみましょう。写真4のように肩が回り右腕を曲げたら、手首を使ってスイングします。右腕を曲げ左腕を伸ばしたら手首をコックさせる…、この時点ではまだ体の動きについて触れていませんが、この2つのポイントだけで、200ヤード近い飛距離を出せるはずです。
ポイント3 体をしっかりターンさせる
続いては体のターン。重要なことはテイクバックとフォロースルーのターンのコンビネーションです。トップでは写真5のように背中が、フォローでは写真6のようにベルトのバックルがターゲットに向くようにします。最初のポイント2つに加えて、トップで背中、フォローで胸をターゲットに向ければ飛距離は出るのです。まだ完成形とはいえませんが、これで大分、飛距離アップするはずです。
ポイント4 体重をシフトさせる
最後は、体重移動です。ポイントは「踏み込み」「踏みつけ」「打つ」ということ。飛ばし屋のバッバ・ワトソンもやっていますが、単に飛球線方向の踵を上げているのではなく、写真7のように踏み込み、踏みつけているのです。自分の持っている全てのパワーを出したい時は、リードする方の踵を上げ、ダウンスイングで強く踏みつけてください。
これらのポイントを合わせれば、かなり飛距離を出すことができるはずです。手首をコックし右肘をたたみ、左腕は胸の前を通り、ターンをしながら踏みつける(写真8、9参照)。これで飛距離アップすれば、バーディがもっと獲れるようになるはずです。バーディ量産のためには、方向性よりも飛距離が大事であることはデータが示しているのです。
スクール・オブ・ゴルフ #130より
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