ツアープロコーチになったきっかけ、向いてる人向いてない人とは?
2016年2月4日(木)午後0:35
ギア情報番組「内藤雄士・石井忍 シャフトのトリセツ」。 多くのゴルファーが抱えるシャフトへの疑問を解決し、飛距離アップやスコアメイクに役立つシャフト選びのコツを紹介しています。
ツアープロコーチという仕事について
番組の案内役は、ツアープロコーチの内藤雄士氏と石井忍氏です。ツアーに出場する選手を始め多くのゴルファーの悩みを解決して、サポートに徹するツアープロコーチ。現在、活躍しているプロゴルファーをジュニア時代から育てたり、スランプから脱出して復活優勝させるなど多くの選手を影で支えるのがツアープロコーチの役割です。今回はそんなツアープロコーチという仕事についてお話します。
初めて人に教えようと思ったきっかけは大学の同級生である丸山茂樹プロや先輩の川岸良兼プロを身近で見たのがきっかけという内藤コーチ。多くのプロゴルファーを輩出している日大ゴルフ部に入ると、同級生には当時から有名な丸山茂樹プロ、4年生には川岸良兼プロと鈴木亨プロという超豪華なメンバーばかり。そんな彼らをみて感じたのはスイングの再現性が高いこと。軽く振ってるように見えるけど物凄く飛んでいて、なおかつ毎回芯に当たっている。スイング要素にバタバタしてる感じがまったくない。これはなにか理屈があるんじゃないか、謎を解かしたい、勉強したいという思いからアメリカに留学したといいます。
アメリカで学んだノウハウを生かすために、帰国後にスクールを立ち上げると、当時は珍しいことからすぐに注目され、プロにもお願いされるようになったとか。当時はツアープロコーチをする考えは全くなかった内藤コーチですが「プロからオファーをいただいて試合会場にも足を運ぶようになったら、気付いたら20年近くやっていた」と言います。
一方、元々はプロゴルファーとして活動していた石井コーチのきっかけはなんだったのでしょうか。「僕なんかは自分のゴルフが通用しなくて全然ダメでした。入り口は見てくれって頼られることから始まって、教えていくうちにその子がすごく上手くなったんです。プロテストにも合格して、試合にも出れるようになって、これってすごくやりがいがあるなと思いました」きっかけは違えど、内藤コーチと石井コーチに共通する点は人の力になることに喜びを感じること。
石井コーチは「僕はみんなで焼肉行くと一人だけ肉をひっくり返してるんですよ。しゃぶしゃぶに行けばアクを取ってるし、あーこれだと思いました」と気付けばいつも人のために何かをしていると言います。「プロゴルファーって個人競技だからいい意味で自己中心的じゃないとダメだと思う。周りに気を配ってアクをとっている人は向いていないのかもしれないね(笑)」
今平周吾プロのシャフトは?
今回は若手の注目株、今平周吾プロのスイングをチェックしていきます。今平プロは非常にオーソドックスでシンプル、そして癖のないスイングです。身長はそれほど高くありませんが、飛距離もかなりでて、球筋はほぼストレート系の球を打ってきます。
今平プロが使っているシャフトはDIというシャフトですが、オーソドックスなシャフトで、先が少し固くなっており、戻りが遅くなっています。左にいきづらい、捕まり過ぎないということですね。時々、MTという全体的にしなるシャフトも使っていますが、傾向としてはDIと似ています。
アマチュアゴルファーの方もどちらかに曲がるということもなく、スイングがシンプルで比較的ストレート系の球、全体のしなりのタイミングを重視してシャフト選びをしたいという方は、このDIやMTをおすすめします。
"利きシャフト"のコーナーでは、石井コーチが、シャフトの印刷を黒く塗って、モデルをわからなくしたシャフトを打ち比べします。このコーナーもいよいよ最終回。これまで石井コーチは一度も正解することができずに、ついに最終対決。「もう当てるしかないじゃないですか」と強気な石井コーチ。最後は当てることはできるのでしょうか。
「内藤雄士・石井忍 シャフトのトリセツ」
「シャフトの重要性」をツアープロコーチの内藤雄士氏と石井忍氏の2人がお届け!シャフトに注ぎ込まれるテクノロジーやそれらにまつわるエピソードを紹介していきながら、視聴者のシャフト選びに役立つ情報をお伝えしていく。
【オススメ】「GOLF NETWORK PLUS TV」なら、スマホ・PC・タブレットで「内藤雄士・石井忍 シャフトのトリセツ」がいつでも見れる!
写真提供:Getty Images