【レッスン】“振り遅れ”対策の簡単ドリル スイング時の『体の動かし方』を学んで飛距離もアップ!
2015年12月25日(金)午前11:06
シーズン9が好評放送中の「あすゴル!」。これまではスイングの基礎となる『アドレス』をレッスンしてきましたが、第4回となる今回はいよいよスイングを見ていきます。多くのゴルファーに見られる“振り遅れ"を矯正するため、スイングにおける『望ましい体の動かし方』を学びましょう。
今回のテーマとなるのは、腕やクラブの動きではなく、その元となる『体の動き』です。スイング時の体の動きで意識している点を聞かれたゲストの佐藤詩子(さとう・うたこ)さんは「手から下ろさないこと。腰を先行させて、そこから振り遅れるように下ろすことを意識してます」とのお答え。これを聞いた内藤コーチは、佐藤さんの大きな誤解に気が付いた様子です。
「腰を切るイメージのし過ぎ」がスウェー、振り遅れの原因に
内藤コーチいわく、シャドースイングで多くの方に見受けられるのが「腰を切るイメージのし過ぎ」だとか。佐藤さんも例に漏れず、過度に腰を切ることで体が中心軸からずれ、左サイドがスウェー。それがクラブの振り遅れにつながっているようです。これではフェースが開いてしまい、インパクトもなかなか合いません。
このとき、まず気を付けるべきは上半身。アドレス時の腕と胸の間に出来る“三角形"をキープすることが、大きなポイントです。バックスイングでこの形を維持し、そのままインパクト、フォロースルーと振っていくことで、腕と体が一体となったスイングが身につきます。
大きなアークで飛距離アップ! ドリルで身につく正しい体の動き
そこで内藤コーチが簡単なドリルを紹介。まずは右手一本でアドレスを作り、左手の甲を右手の甲につけます。そして、そのまま“三角形"を保って腰の高さまでバックスイング。両手の甲を合わせることで手上げを防げる点がポイントです。
そのバランスでダウンスイングからインパクト、フォロースルーへ向かうのが正しいスイングの形。では、バックスイングを上げた状態で左手で実際にグリップを握ってスイングしてみましょう。手だけでのスイングを防ぎ、腕と体が同調したスイングが生まれるはずです。
このドリルで体の動きを見直し、ナイスショットを披露してくれた佐藤さん。「スイングアークが大きくなった。ひじが曲がりやすくて、引いてしまう癖があったけど伸びています」と手応えバッチリです。
内藤コーチの説明によると「ひじを自然にたためているので、体の回転に腕が自然について行く感じ。力を入れなくても楽に飛ばせる」とのこと。両腕と胸で作られる三角形をキープし、体の軸を崩さずにスイング。大きなアークで飛距離アップが期待できます。今から明日から、お試しください!
【レッスン】あなたは大丈夫? アドレスの「バランス」が手打ちの原因に
【見逃し配信】あすゴル!#213
今から!明日から!みんなのための「あすゴル!」
毎週日曜日放送、ツアープロコーチの内藤雄士氏が明日のゴルフに即役立つレッスンを分かりやすく紹介していく15分のレッスン番組。今年で5年目を迎えた「あすゴル」はシーズン9を好評放送中。ゲストはモデルで女優の佐藤詩子(さとう・うたこ)さん。ベストスコアは「82」ですが、長いブランクを経て最近ゴルフを再開したばかり。内藤コーチのレッスンを受けて上達を目指します。