【レッスン】自然なフェースローテーションが正しい軌道を導く! 効率の良い力の伝え方で飛距離アップも
2016年10月11日(火)午後2:34
シーズン9が好評放送中の「あすゴル!」。前回までは左右両手の使い方をレッスンしてきましたが、今回学ぶのは正しい「スイングプレーン」と「フェースローテーション」について。どちらもよく聞く言葉ですがこの2つ、別々に考えていませんか?
自然なフェースローテーションは正しいスイングプレーンにつながる
内藤コーチいわく、多くのアマチュアゴルファーがこれらを完全に分けて考えてしまっているとのことですが、両者にはやはり密接な関係があるため、連動して覚え、身につけることが上達への近道となります。そこで、まず内藤コーチが指摘したのは、フェースローテーションについてありがちな逆ローテーションのミス。
バックスイングで背骨の角度とフェース面は平行であるべき、とよく言われますが、逆ローテーションになるのは、平行という結果だけを目指しているから。本来は、自分から見てフェースが開き続けながら、結果的にその形になっていなければなりません。そのためのポイントとなるのは、バックスイングで右手のひらが空を向くようにロールし、フォロースルーでは手の甲が空に向くようロールする、という動き。
この動きがナチュラルなローテーションを生み出し、結果的にスイングの軌道も良くなるのです。今回のレッスンでは、適正なスイングプレーンを導く、適正なフェースローテーションのためのドリルを内藤コーチが紹介してくれています。
正しいフェースローテーションを身につけよう
まず左手は通常通りにグリップし、右手はパーの状態でクラブに当てます。そして、バックスイングで右手のひらを正面に向け、インパクトでは手のひらをターゲット方向に。フォロースルーでは右手の甲を正面に向けていきます。また、このとき気を付けたいのは体、両肩を開かないこと。肩のラインはターゲットに対して平行をキープしましょう。
このドリルを踏まえて、ゲストの佐藤さんも早速実践。手の返し過ぎで左に飛ぶことを気にしていたようですが、「左に飛ぶ原因のほとんどは手の返し過ぎではなくて、両肩のラインが早く開いてしまっていること」という内藤コーチの助言もあり、ナイスショットが飛び出しました。
以前より力のあるボールが打てた佐藤さんですが、距離が出るのは体を開かずに正しいローテーションが出来ているということ。これができれば、女性やヘッドスピードのあまり早くないゴルファーでも、より遠くに飛ばせるはず。適正なフェースローテーションは適正なスイングプレーンを導き、結果的に効率良くパワーが発揮されます。今から明日から、ぜひお試しください!
【関連】スイングの回転軸が絶対にブレない打ち方! 左右両手をバランスよく使おう
【見逃し配信】あすゴル!#228
今から!明日から!みんなのための「あすゴル!」
毎週日曜日放送、ツアープロコーチの内藤雄士氏が明日のゴルフに即役立つレッスンを分かりやすく紹介していく15分のレッスン番組。今年で5年目を迎えた「あすゴル」はシーズン9を好評放送中。ゲストはモデルで女優の佐藤詩子(さとう・うたこ)さん。ベストスコアは「82」ですが、長いブランクを経て最近ゴルフを再開したばかり。内藤コーチのレッスンを受けて上達を目指します。