【レッスン】P.ミケルソン、P.リードのようなアプローチを打つ方法
2016年9月20日(火)午前11:57
全米トップ100に選ばれた熱血インストラクター、マイケル・ブリードのレッスン番組「ゴルフ・フィックス」。毎週様々なテーマで、ゴルフ先進国アメリカの最新レッスンメソッドを用いたゴルフの上達法を伝授します。
今回のテーマは「ウェッジショット」。プレジデンツカップでも活躍したフィル・ミケルソンやパトリック・リードのようなアプローチを打つ方法をお届けします。
ミケルソン式、アプローチでのボールの止め方
カラーからピンまでの距離が短い時は、ボールを止めるために高く上げる必要があります。そんな時、ミケルソンはバックスイングで手首を少しコックし、フォローで手元を身体から離すようにアプローチしています。つまりフォローで手首を飛球線方向に出し、クラブヘッドを低い位置にキープさせることで、ボールを上げているのです(写真1参照)。
ポイントは手首のコック。手はスタンスの中央で構えバックスイングで左手が右脚の前に来たら(写真2参照)、後は手首だけでクラブを上げ、ヘッドをボールの下にくぐらせるように振り抜ります。こうすることで、ミケルソンのアプローチのようにボールを高く上げ、止めることができるのです。
リードに学ぶ安定したアプローチ
リードのような安定したアプローチを打つためには、先述したミケルソンのウェッジショットとは逆に手を使い過ぎずに、身体と手を正しく使う必要があります。飛球線後方から見た時に、インパクトで手は身体の近くを通り(写真3参照)、フォローで手が身体に隠れるようにアプローチしなければいけません(写真4参照)。
1、浮き輪を使って正しい動きを身につけよう
腕を身体から離さない打ち方を身につけるには、浮き輪を使った練習法が効果的です。浮き輪をセットしフォロースルーしてみましょう(写真5参照)。身体を回転させると、ヘッドと両手は身体の後ろに隠れればOK(写真6参照)。手をターゲット方向に出すと身体の回転が止まり、ボールを右に押し出す原因になるのです。構えたら手を使わずに両手と胸を一体化させる感覚を掴みましょう。
2、フェースを開いて打とう
トッププレーヤーは、アプローチでフェースを開いて打つことが多いです。リーディングエッジを時計の長針だとすると、12時5分を指すように開きアプローチしてみましょう(写真7参照)。フェースを少し開くことで、ボールを高く上げることができます。これはボールを真っ直ぐ飛ばすことにも役立ちますよ。
3、フラフープで手元の動きを覚えよう
アプローチでの手元の動きを覚えるには、フラフープを使ったドリルが効果的です。まず、フラフープの中に入りボールをセット(写真8参照)。真上から見下ろした時、スイング中に手がフラフープで作られた円から出ないようにしましょう(写真9参照)。手先でボールをすくいあげるようにせず、身体の回転でヘッドを走らせるのです。遠心力に任せてスイングすることで、ヘッドが自然とスクエアのポジションに戻り、弾道が揃うだけでなく距離も安定します。これはショートゲーム上達には欠かせないことなのです。
ゴルフ・フィックス #161より
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