【レッスン】スイングの回転軸が絶対にブレない打ち方! 左右両手をバランスよく使おう
2016年10月26日(水)午後7:14
ここまで右手と左手それぞれの使い方を独立させてドリルを行い、前回はその右手と左手をシンクロさせてレッスンを行いました。そこで内藤コーチは「シンクロさせて打つ時にもっと意識してほしいポイントがある」と言います。左右両手をバランスよく使うドリルを紹介します。
「左手は右側を押し、右手は左側を押す」ドリルで軸ブレ防止!
ゴルフは小さいボールが止まっている状態で打つスポーツ。そのため軸回転がとても大切になってきます。今回のドリルはその軸ブレ防止に効果的。まず、左手を通常通り握り、右手はパーの形の状態にして横に添えます。その時、左手はシャフトを右側に押し、右手はシャフトを左側に押します。右手、左手をお互いに押し合っているイメージです。
左手はシャフトを右側に押し、右手はシャフトを左側に押すイメージ
この両手を押し続けたままバックスイング、インパクト、フォローをしましょう。振り幅はクラブヘッドがヒザの位置にあがる程度で構いません。体の回転だけで打つイメージです。そうすることによって両脇が自然にグッと締まり、腕と体が同調してキープされたまま打てます。スイング軸を全くブレさずにスイングすることができるのです。
インパクトでは両肩がターゲットと平行になった状態で、体の正面で打つ
このドリルの注意ポイントは、体が窮屈になりやすいため、体が開きやすくなります。ヘッドアップもしやすくなるので顔を下に向けた状態で、両肩がターゲットと平行になった状態でインパクトすることが理想。
実際に佐藤さんが打ってみるとチョロをしてしまいました。「その原因は手を使っているから」と内藤コーチ。フォローサイドで肩の位置まで振りにいってた佐藤さんですが、それは手で打っている証拠です。「手で打っているのか、体の回転で打っているのか自分で見極めるのはとても大切なこと」と内藤コーチがアドバイスすると、2球目は体の回転で打てていました。
ドリルの意識を持ったままドライバーを打ってみるとナイスショット。腹筋を意識して打つことによって軸回転で打てるようになり、スイングスピードが上がって、飛距離が伸びます。窮屈ですが、パワー効率は抜群。今から明日からお試しください。