【レッスン】なぜ練習場のようなショットがコースで打てないのか?
2015年8月11日(火)午前11:24
ゴルフネットワークで絶賛放送中のレッスン番組、「プレ男(メン)レッスン」。
“テクニックを学ぶだけがレッスンではない"。
選ばれたプレミアムな男たちによる、上達への厳選メソッドを紹介する番組です。
8月の「プレ男(メン)」は、石井忍プロコーチ。日本大学ゴルフ部を経て1998年にプロ入り。2010年からはプロコーチとして多くのツアープロやアマチュアゴルファーをサポートされています。
番組では、現在、石井プロがサポートを行なっている薗田峻輔プロがゲストとして登場。今年の全米オープンでは選手とコーチ兼キャディとして共に戦った二人が、ゴルフ上達のポイントを伝授してくれます。
なぜ練習場と同じように打てないのか?
練習熱心なゴルファーの悩み、それは「なぜ練習場のようなボールがコースで出ないのか?」、「なぜ練習では出ないようなミスがコースでるのか?」ということではないでしょうか。
練習場でのショットが、コースでなかなか反映されない「練習場シングル」の状態をどう脱却するか、その悩みを石井プロがこう解説します。
「練習場でのショットがコースで出ない理由。それは練習とコースでのプレーがリンクしていないから。コースでのプレーは、景色やハザード、スコアなどの心理的な不安やプレッシャーに影響されます。普段の練習から、より実戦を想定して打ってみることが大切です」
実際に、コースでのプレーを想定した「リンクさせる練習」に薗田プロがトライ。
まずは、何も考えずに気持よく打ってみると、さすがツアープロというナイスショット。
次は、ショットに条件をつけて、意図的にプレッシャーをつくります。
石井プロが出した課題は、かなり狭い木と木の間を狙うというもの。
トッププロの薗田プロでさえ、こうした条件が加わると、ショット前の心理に変化があり、より実戦にリンクした状態になるとのこと。アマチュアゴルファーも、より心理的なプレッシャーをかけた練習をすると良い効果が出ると石井プロは言います。
狭いティーショットを想定して、練習場のポールとポールの間を狙って打つ練習。100ヤードや150ヤードの看板を狙うときに、「右だけにはいかないように」などと実際のプレーに近いシチュエーションになるように条件をつける練習など、工夫次第で、よりプレッシャーを感じた練習になります。
スイングを整えるセパレート練習
実戦を想定する練習と並行して行いたいのが、ラウンドのことを考えずに課題に取り組む「セパレート練習」。
薗田プロによれば、毎週トーナメントに出ていると、スイングによくないクセがどうしても出てしまうことがあるといいます。それをリセットする意味で、クラブや身体の動きにこだわって、形を整える練習を行います。実戦と練習をリンクさせないので、「セパレート」。「リンク練習」と合わせて行なうことが大切です。
薗田プロの「セパレート練習」は、50ヤードの距離をSWでゆっくりしたテンポで打つというもの。その他にも片手打ちなどが効果的です。コースでのプレーをいったん忘れて、より良い動きになるための練習です。
好評の「プレミアムなコク」のコーナーでは、<プラマイゼロ思考>を紹介。ゴルフでは、プラス思考でもマイナス思考でも良い結果にならないと石井プロは言います。ネガティブな気持ちをいったん受け入れて、「練習でいつも行なっているこのショットで」と次のプレーに集中することで、練習とラウンドがリンクした良い状態になるといいます。
是非、番組を見て試してみて下さい。
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