【レッスン】“切り返しで左足に体重移動”は間違い! “右軸”ヒップターンで飛距離が伸びる
2016年12月7日(水)午後2:40
前回はPGAツアー屈指の飛ばし屋ローリー・マキロイを参考に、切り返しでお尻を真後ろに引く「ヒップターン」スイングを練習しました。今回はタイヤ型のチューブを使って「右軸」でのヒップターンを内藤コーチが伝授します。
切り返しで左に体重移動したらダメ! 右軸をキープしたまま振ろう
ゴルフスイングでよく“軸回転を作る"という言葉を聞くかと思います。では実際に軸回転の軸はどこで作るのでしょうか。形だけで言うと、バックスイングをしたら右股関節に体重が乗っています。切り返しの時にあごの位置は右股関節の上あたりにあるはずです。そしてあごの位置はフォロースルーまで変わりません。体がターンしているので、体重は左に乗りますが、上体だけはずっと右サイドをキープしているのです。
そのため感覚的には右軸をキープしたまま振っているイメージです。多くのアマチュアゴルファーが誤解していますが、体重を右に乗せたら、左に乗せなくてはならないと思っている人が多いのです。そうすると頭を残す、いわゆるビハインドザボールができない原因にもなりますし、体の開きも早くなります。結果的に軌道がブレて、パワーロスに繋がります。左に体重を乗せるイメージは捨てましょう。
右軸キープのスイングを習得するために「タイヤ型のチューブ」を内藤コーチが用意。これを左足で軽く踏み、右足に体重を乗せていきます。右体重をキープしたままバックスイング、インパクト、フォロースルーと振ることによって、右股関節上でスイングをすることになります。感覚的には右股関節に体重がほぼ100%乗っている状態。左にはほとんど体重を乗せなくていいのです。これが正しい体のターンにつながるわけです。
さらに右軸キープのスイングは、腰の開きも抑えられるため、カット軌道になりません。インパクト効率がさらに良くなるのです。今から明日からお試しください。
【レッスン】ローリー・マキロイから学ぶ! 「ヒップターン」スイングで回転スピードが急激に上がる
【見逃し配信】あすゴル!#244
今から!明日から!みんなのための「あすゴル!」
毎週日曜日放送、ツアープロコーチの内藤雄士氏が明日のゴルフに即役立つレッスンを分かりやすく紹介していく15分のレッスン番組。今年で5年目を迎えた「あすゴル」はシーズン10を好評放送中。ゲストは女優の安部ゆいかさんとタレントの笑福亭笑瓶さん。安部さんは学生時代にゴルフ部に所属していた上級者ですが、飛距離不足が最近の悩み。体力が低下してきたという笑瓶さんは飛距離は落としたくないと言います。2人の「飛距離アップ」の課題を内藤コーチが解決していきます。