1月「TEAM SERIZAWA」に登場!原辰徳さんにインタビュー・プロスポーツ選手にとって大切なこととは?
2015年9月27日(日)午後0:01
2017年新春最初の「TEAM SERIZAWA」ゲストは、元読売巨人軍監督でWBC日本代表監督を務めた原辰徳さんと、元読売巨人軍投手コーチの川口和久さんが登場。幼い頃は野球少年だったという藤田寛之プロが、レジェンドを前に緊張の面持ちで対戦します。
そんな原さんは、昨年某コースのクラブチャンピオンを獲得するなど、プロ野球界でトップクラスのゴルフの腕前を誇ります。そこで、ご自身とゴルフの関わりについて、インタビューさせていただきました。
ゴルフは趣味として「とても大事なもの」
─ゴルフを始めたきっかけ
やはり、父がやっていたことが大きいですね。小さいときによく一緒に打ちっぱなしへ連れて行ってもらって。野球は(親子にとって)とても大事な存在でしたが、ゴルフは父が本当に趣味として好きで。なので、私にとっても非常に大事なものになりました。
─初ラウンドは
高校1年生の時に座間キャンプのゴルフ場に行ってラウンドしました。(スコアは)56、54。以来、それ以上のスコアを打ったことはありません(笑)
グレッグ・ノーマンにドライバーをプレゼント!?
─憧れのゴルファーは
日本では尾崎将司プロですね。年代的には先輩ですが、同時期にプロスポーツをやっていたという意味で、個性のある、とてつもなく強かったプレーヤーという点において、非常に印象に残ってます。
海外でいうと、グレッグ・ノーマンかな。何回か一緒に回らせてもらったことがあって。アイアンでボールが高く上がって、グリーンに向かって「旗はどこだ??」と探しながら落ちてくるようなイメージ。もう異次元でしたね。
当時クラブはパーシモンで、僕がマグレガーのターニーM85というドライバーで、彼もマグレガーを使っていて。「いいクラブ持ってるね」と言われたので「グレッグ、もしよかったらあげるから使ってくれ」といったら…さすがに受け取らなかったね(笑)
藤田プロは「武士道のゴルフ」
─対戦する藤田プロについて
プロとして寡黙な、「武士道の中から入ったゴルフ道」というようなものを進んでる人だなと感じますね。紳士的で驕ることなく、落ち込むこともなく。プロスポーツ選手として必要とする条件をたくさんもっている人だと思いますね。
印象に残ってるのは、習志野でジャンボと戦って勝った試合(1997年サントリーオープン)。当時のジャンボといえばめちゃくちゃ輝いていた。そこに、それほど体も大きくない藤田プロが、毅然と、堂々と立ち向かった。それが今も変わってないというところに、凄さがありますよね。
松山・石川への期待は「メジャー優勝」、そして「羨望されるプロ」になること
─米国で挑戦している松山英樹・石川遼に期待することは
まず、メジャーで勝つことでしょう。そこが(日本人選手として)誰もがまだ立ち入ってないところですから。歴史に名を刻む「レジェンド」になってほしい。
プロゴルファーの人たちは今、ファンサービスというものに対してすごく意識を持っているじゃないですか。それはとても大事なことだと思いますが、同時に、プロスポーツ選手というのは、どこかに「羨望」という形で見られなくてはいけない。あまりにも自分をへりくだったり、目線を落としすぎてしまうことがファンサービスの全てではなくて、ちょっと近寄りがたいような「羨望の眼差し」でみられるようなことも大事。プロ野球選手もそうなんだけど、プロゴルファーの人たちも、そこの部分は大事にしてもらいたいね。
我々が現役の頃は、ファンの方から「うわ?っ」という憧れの眼差しで見上げるられるような感じだった。そういう存在になるという意識は、持ち続けてほしい。そこに今のバランス感覚があれば、とてもいいですよね。
そういえば、ゴルフワールドカップを戦っている二人の姿、仲よさそうでしたね(笑)
TEAM SERIZAWA
初回放送 1月11日(水) 20:00?20:30
【放送予定】TEAM SERIZAWA
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