ビッグタイトルは誰の手に!? 片山、藤本、川村が同組
2013年10月16日(水)午前11:21
実力者たちが集結してナショナルオープンのタイトルを争う。
国内男子ツアーの今季公式戦3戦 日本オープンゴルフ選手権競技は17日、茨城県の茨城ゴルフ倶楽部 東コースを舞台に開幕。連覇を狙う久保谷健一、前週のTOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Centralでツアー2勝目を挙げたばかりの藤本佳則らを中心にした面々がビッグタイトルに挑む。
例年、日本ゴルフ協会(JGA)主催の同大会は難しいセッティングだが、今年は決してガマン比べを狙ってはいない。今年のコースは選手が実力を発揮することを目的にセッティングされており、コンディション次第だが良いプレーをすればコースが応えてくれるというわけだ。それだけにどんな戦いが繰り広げられるのか、選手、関係者共に興味津々。強風に襲われ、忍耐力が問われた昨年の沖縄とは違った形のプレーが見られそうだ。
国内ツアーの賞金ランキング首位を快走する松山英樹と石川遼は、米ツアー出場のため残念ながら欠場。目玉となるのはツアー通算27勝の片山晋呉、藤本、川村昌弘という新旧実力者の組み合わせか。あるいは前戦で復調の気配を伺わせた池田勇太、薗田峻輔、矢野東の技の競演だろうか。ディフェンディング・チャンピオン久保谷は、7月の全英オープンで予選落ちした悔しさを日本オープン連覇で晴らしたいところ。予選ラウンドでは、谷口徹、18歳ながら今年の日本アマチュアゴルフ選手権競技3位の成績で乗り込んでくるキャメロン・デービス(豪)が同じ組でプレーするが、それぞれがどんな風にコースと向き合うのかを観るのも面白い。また、昨季賞金王の藤田寛之と2001年大会覇者の手嶋多一、今大会の舞台となる茨城ゴルフ倶楽部所属の細川和彦という組も見逃せない。
ただ、心配なのは台風26号の存在だ。大会前日に関東を襲った『10年に1度』と呼ばれる大型台風は、大会初日までには通り過ぎる予定。しかし、その後のコースコンディション、風を含めた天候がどうなるのかはまだ未知数なところがあり、選手たちはそのあたりのこととも戦わなければいけないようだ。