「ギャラリーに背中を押されて」藍の猛チャージに熱狂!大会史上最多ギャラリー数を更新
2017年5月21日(日)午後6:06
愛知県の中京ゴルフ倶楽部 石野コースで開催されている国内女子ツアー「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」最終日、12年ぶりの出場となった宮里藍が名古屋のゴルフファンを沸かせた。
【特集】国内ゴルフ応援宣言!「ぎゅっと週刊国内ツアー」5/22(月)放送回は「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」を特集!
開幕前のプロアマは体調不良で途中棄権となったが、3日間を戦い抜いた宮里。「最終日が一番体調が良くて体が軽かったので気持ちが乗せやすかった」と1番で幸先の良いバーディ発進を決めると前半を3バーディ、1ボギーで折り返す。
さらに後半に入ると「1つ1つのプレーに集中しているのが心地良かった」と11番から圧巻の6連続バーディでリーダーボードを駆け上がり、通算11アンダーでフィニッシュ。28位タイから6位まで順位を上げた。
バーディを獲りにいくつもりではなかったという後半のプレーについて「自分が狙ったところに打って、ラインをしっかりと読んで、目の前のプレーに1つ1つ集中できた。昨日のラウンド後に父とパッティングの修正をして感触が良くなったのと、体調が良くなって気持ちが乗ったのが(6連続バーディの)一番の要因」と振り返った。
2日目に続き1万人近くのギャラリーが訪れた最終日。3日間でのギャラリー数は24,882人で2009年に記録した最多ギャラリー数を8年ぶりに更新。
最終日の宮里のプレーにギャラリーも大興奮。最終18番でホールアウトした宮里には惜しみない拍手と歓声が送られた。
2日目終了後には「多くのギャラリーが来てくれて選手もそれを当たり前だと思わないで欲しい。アメリカではこういう状況はないし、1試合でも多くこういう試合が続くと良い」とギャラリーの有り難さを訴えていた宮里。
最終日の大歓声については「本当に背中を押されている感じだった。自分1人ではここまで集中できなかった。たくさんのギャラリーに見られているからこそ、緊張するものがある。アメリカではそういった緊張感はなかなかないので、久しぶりに楽しかった」とコメント。
日米でトッププレーヤーとして活躍した宮里だからこそ伝えたかったこと。選手のプレーを後押しするギャラリー、そしてギャラリーの声援にプレーで応える選手。
「1試合でも多く今大会のようなギャラリーがたくさん訪れる試合が続くと良い」とコメントした宮里の言葉に重みを感じた。
【最終日成績】
優勝 上田桃子(-16)
2位 テレサ・ルー(-14)
3位 川岸史果(-13)
4位 渡邉彩香(-12)
4位 堀琴音(-12)
6位 宮里藍(-11)
6位 笠りつ子(-11)
6位 岡山絵里(-11)
6位 ペ・ヒギョン(-11)
国内ゴルフ応援宣言!「ぎゅっと週刊国内ツアー」
5/22(月)よる11時放送
【関連】大会史上最多の4万人超え!子供たち1人1人に「ありがとう」と声をかける宮里藍
(写真:Getty Images)