海外男子
丸山茂樹が語る1998年プレジデンツカップMVP秘話「直道さんが止めるくらいガツガツしていた」
2017年8月22日(火)午後4:47
丸山茂樹が見たプレジデンツカップ
2年に1度開催されている世界選抜と米国選抜の対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」。開幕を前に21(月)、平川カントリークラブで1998年大会MVPの丸山茂樹を迎え、ゴルフネットワークのツアー中継でお馴染みの内藤雄士、杉澤伸章らと共に特別番組「丸山茂樹が見たプレジデンツカップ」の番組収録を行った。
収録を終えた丸山が「当時、一緒にチームとして戦っていたユージや杉ちゃんとの会話は自然と盛り上がりますよね」と話すように3人の会話は大いに盛り上がった。1998年大会のVTRが流れると「顔が丸い!」、「ズボンが太い!」、「ヘッドが小さい!」、「スイングが軽やか!」そして「タイガーが若い!」と昔を懐かしむ声が次々と上がった。
【9/9(土)午後11時放送「丸山茂樹と見るプレジデンツカップより】
プレジデンツカップに初めて出場した1998年当時の心境については「当時は28歳と若かったので今より1,000倍も喜んだ。世界選抜に選ばれたことはエリート集団の仲間入りをした気分で嬉しかったし、歴史の1ページに名前を残せたことは誇らしかった」と感慨深く語った丸山。
両チームの代表選手12名がマッチプレー(3日間はダブルス、最終日はシングルス)で争うプレジデンツカップ。ダブルスは2人がそれぞれ自分のボールでプレーし、ホールごとに良いほうのスコアを採用する「フォアボール」と1つのボールを2人が交互に打ち合う「フォアサム」の2つの競技フォーマットで行われる。
1998年、2000年に選手として出場、さらには2013年に副キャプテンを務めた丸山は「プレジデンツカップの見どころはダブルスの作戦や駆け引き」と語る。
「パートナーがミスをした時に、この選手はどうやって打ってくるか観るのも面白い。例えば、パートナーが(フォアボール)で自滅した時に安全策を取ってピンを狙ってこない選手もいる。こういったマネジメントは個人戦では絶対にないし、パートナーに気を遣っている様子も見られる。一方で、調子に乗ればイケイケにもなるし、特にフォアボールはガンガン攻めていくから見ていて面白い。選手としてもフォアボールの方が楽しい、交互に打つのは本当にやめて欲しいくらい」
学生時代からダブルスの経験も豊富で団体戦は好きという丸山だが、「フォアサム」はプレジデンツカップで初めて経験したという。「フォアサムはパートナーに迷惑をかけてはいけないって思うから苦手。ヒデキのようにドライバーが上手い選手だったらフォアサムでも気にならないだろうけど、自分はショットが曲がるけどショートゲームでまとめるプレースタイルだから、交互に打つのは自分に合っていない。いつになく目配りや気配りもするし、これだけ自分勝手に生きてきたから辛いよね(笑)」と冗談交じりにフォアサムの難しさを解説。
それでも1998年大会にフォアサムでも強さを発揮する丸山を見ていた内藤が「クレイグ・パリーや尾崎直道さんらとのチームワークが素晴らしかった。当時の丸山プロのショートゲームは神がかっていた」と話すと、丸山も「パリーさんや直道さんに助けられた。勝負どころのショットやアプローチ、パターが入ったことが勝因」とコメント。
マッチプレーの団体戦では個人戦にはないチームの盛り上がりと迫力が見どころの一つでもある。丸山もプレー中は熱くなったようで、ペアを組んだ尾崎直道とのエピソードも披露。
大会初日のフォアボールで1勝を挙げた尾崎&丸山ペアは大会2日目にも同じくフォアボールでペアを組んで、米国選抜のデビッド・デュバル&フィル・ミケルソンの強豪コンビを撃破した。
「マッチプレーだから“相手を潰しにいきましょう!”っていう気合いでいくんだけど、あまりに鼻息が荒くて直道さんが途中で 『お前、もういいんじゃないか。このくらいにしておいて、もう少し緩めていこうよ』って止めるんだよ。だから『直道さん、1ホールでも早く終わらせましょう』って言ったけどね。(団体戦のマッチプレーは)性格の違いが出るね(笑)」
丸山茂樹、内藤雄士、杉澤伸章ら3人の息があったトークに、撮影スタッフも思わず爆笑。プレジデンツカップを見たことがある人も、初めてプレジデンツカップを知った人もこの番組を見れば今年の「プレジデンツカップ」が100倍面白くなること間違いなし。
9/9(土)午後11時から放送の特別番組「丸山茂樹と見るプレジデンツカップ」をぜひお楽しみに。番組の中では丸山プロからのサプライズ発表も!
次回コラムでは丸山茂樹がズバリ予想!2017年大会の展望をご紹介。打倒米国へ、世界選抜が勝つための要素とは?
2年に1度開催されている世界選抜と米国選抜の対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」。開幕を前に21(月)、平川カントリークラブで1998年大会MVPの丸山茂樹を迎え、ゴルフネットワークのツアー中継でお馴染みの内藤雄士、杉澤伸章らと共に特別番組「丸山茂樹が見たプレジデンツカップ」の番組収録を行った。
収録を終えた丸山が「当時、一緒にチームとして戦っていたユージや杉ちゃんとの会話は自然と盛り上がりますよね」と話すように3人の会話は大いに盛り上がった。1998年大会のVTRが流れると「顔が丸い!」、「ズボンが太い!」、「ヘッドが小さい!」、「スイングが軽やか!」そして「タイガーが若い!」と昔を懐かしむ声が次々と上がった。
【9/9(土)午後11時放送「丸山茂樹と見るプレジデンツカップより】
プレジデンツカップに初めて出場した1998年当時の心境については「当時は28歳と若かったので今より1,000倍も喜んだ。世界選抜に選ばれたことはエリート集団の仲間入りをした気分で嬉しかったし、歴史の1ページに名前を残せたことは誇らしかった」と感慨深く語った丸山。
両チームの代表選手12名がマッチプレー(3日間はダブルス、最終日はシングルス)で争うプレジデンツカップ。ダブルスは2人がそれぞれ自分のボールでプレーし、ホールごとに良いほうのスコアを採用する「フォアボール」と1つのボールを2人が交互に打ち合う「フォアサム」の2つの競技フォーマットで行われる。
1998年、2000年に選手として出場、さらには2013年に副キャプテンを務めた丸山は「プレジデンツカップの見どころはダブルスの作戦や駆け引き」と語る。
「パートナーがミスをした時に、この選手はどうやって打ってくるか観るのも面白い。例えば、パートナーが(フォアボール)で自滅した時に安全策を取ってピンを狙ってこない選手もいる。こういったマネジメントは個人戦では絶対にないし、パートナーに気を遣っている様子も見られる。一方で、調子に乗ればイケイケにもなるし、特にフォアボールはガンガン攻めていくから見ていて面白い。選手としてもフォアボールの方が楽しい、交互に打つのは本当にやめて欲しいくらい」
学生時代からダブルスの経験も豊富で団体戦は好きという丸山だが、「フォアサム」はプレジデンツカップで初めて経験したという。「フォアサムはパートナーに迷惑をかけてはいけないって思うから苦手。ヒデキのようにドライバーが上手い選手だったらフォアサムでも気にならないだろうけど、自分はショットが曲がるけどショートゲームでまとめるプレースタイルだから、交互に打つのは自分に合っていない。いつになく目配りや気配りもするし、これだけ自分勝手に生きてきたから辛いよね(笑)」と冗談交じりにフォアサムの難しさを解説。
それでも1998年大会にフォアサムでも強さを発揮する丸山を見ていた内藤が「クレイグ・パリーや尾崎直道さんらとのチームワークが素晴らしかった。当時の丸山プロのショートゲームは神がかっていた」と話すと、丸山も「パリーさんや直道さんに助けられた。勝負どころのショットやアプローチ、パターが入ったことが勝因」とコメント。
マッチプレーの団体戦では個人戦にはないチームの盛り上がりと迫力が見どころの一つでもある。丸山もプレー中は熱くなったようで、ペアを組んだ尾崎直道とのエピソードも披露。
大会初日のフォアボールで1勝を挙げた尾崎&丸山ペアは大会2日目にも同じくフォアボールでペアを組んで、米国選抜のデビッド・デュバル&フィル・ミケルソンの強豪コンビを撃破した。
「マッチプレーだから“相手を潰しにいきましょう!”っていう気合いでいくんだけど、あまりに鼻息が荒くて直道さんが途中で 『お前、もういいんじゃないか。このくらいにしておいて、もう少し緩めていこうよ』って止めるんだよ。だから『直道さん、1ホールでも早く終わらせましょう』って言ったけどね。(団体戦のマッチプレーは)性格の違いが出るね(笑)」
丸山茂樹、内藤雄士、杉澤伸章ら3人の息があったトークに、撮影スタッフも思わず爆笑。プレジデンツカップを見たことがある人も、初めてプレジデンツカップを知った人もこの番組を見れば今年の「プレジデンツカップ」が100倍面白くなること間違いなし。
9/9(土)午後11時から放送の特別番組「丸山茂樹と見るプレジデンツカップ」をぜひお楽しみに。番組の中では丸山プロからのサプライズ発表も!
次回コラムでは丸山茂樹がズバリ予想!2017年大会の展望をご紹介。打倒米国へ、世界選抜が勝つための要素とは?
関連番組
丸山茂樹と見るプレジデンツカップ
9/9(土) 午後11:00~深夜0:00 ※再放送あり