国内男子ツアーのフジサンケイクラシックは31日、山梨県の富士桜カントリー倶楽部を舞台に第1ラウンドの競技を終了。初日を終えて3アンダー68をマークした岩田寛、武藤俊憲、任成宰（韓）がトップで並んだ。

　2014年のチャンピオンが首位発進を切った。この日インスタートの岩田は13番からの3連続バーディで勢いに乗ると17番でイーグルを奪取。その後はボギーとバーディが交互にくる苦しい展開に、ラスト2ホールは連続ボギーとスコアを崩したが、前半の貯金が活きて今季2度目のポールポジションを獲得した。

　1打差の4位タイに昨年のローアマ小斉平優和と浅地洋佑。1アンダー70の6位タイにはディフェンディング・チャンピオンのチョ・ミンギュ（韓）ら3選手、イーブンパー71の9位タイには宮里優作、藤田寛之、稲森佑貴らが続く。

　一方、2週連続優勝を狙ってコースに出た池田勇太は、この日はバーディひとつのみに終わり2オーバー73の34位タイ。現在賞金ランキング（海外メジャー含む）トップのチャン・キム（米）はダブルボギーを3つ叩くなど苦しんで、2006年大会覇者の片山晋呉らとともに4オーバー75の64位タイと出遅れている。