いよいよと迫った米男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦 ツアー選手権。この一戦でついに今年の年間王者が決まるが、各選手のタイトル獲得の可能性を確認しておこう。以下が各選手のビッグボーナス獲得の条件。

　まず日本人として気になるのは松山英樹戴冠の可能性。ポイントランキング7位の松山がチャンピオンを獲得するためには最終戦の優勝が絶対条件だ。これに加えてNo.1のジョーダン・スピース（米）が3人以上の2位タイ以下、No.2のジャスティン・トーマス（米）が2位タイ以下でフィニッシュすることが求められる。

　スピース、トーマスに加え、3位ダスティン・ジョンソン（米）、4位マーク・リーシュマン（豪）、5位ジョン・ラーム（スペイン）は、ツアー選手権優勝と同時に年間タイトルが決定。仮に優勝を逃したとしてもスピースは5位以内、トーマスは3位以内、ジョンソンとリーシュマンは2位以内で十分な可能性が残される。

　現時点で最も王座に近いスピースは29位までは計算上のチャンスがあるが、トーマスは2人までの6位タイ以上、ジョンソンは4位タイ以上、リーシュマンは3位タイ以上、ラームは2人まで2位タイ以上が最低でも必要となってくる。

　もちろんランキング30位のジェイソン・ダフナー（米）にも特別ボーナス1,000万ドル（約11億円）獲得の確率はある。ツアー選手権優勝の絶対条件に加えて、No.1からNo.5までのすべての選手が条件をクリアできず、No.6のリッキー・ファウラー（米）も2位タイ以下に留まった場合は世紀の大逆転劇が実現する。