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世界ゴルフ殿堂セレモニー L.オチョア、D.ラブIIIら5人が表彰

2017年9月27日(水)午後6:14

 米国時間26日、世界ゴルフ殿堂のセレモニーが行われ、ロレーナ・オチョア(メキシコ)、メグ・マロン(米)、デービス・ラブIII(米)、イアン・ウーズナム(英)、ヘンリー・ロングハースト氏が表彰された。

 米女子ツアーで通算27勝(メジャー2勝)を挙げ、2010年に4月に現役を引退したオチョアは、「完璧なタイミングで引退できて良かったと思っている。ゴルフ、メディア、友達が大好きだし、家族と楽しい時間を過ごせて本当に幸せ」と第2の人生を楽しんでいる様子だった。

 また、引退はしたもののメキシコで開催される米女子ツアーの大会運営に携わったり、ジュニアゴルファー育成に力を入れるなど、今もなおゴルフ界に大きく貢献している。

 マロンは米女子ツアー通算18勝(メジャー4勝)を挙げた名プレーヤーで、オチョアと同じく2010年に現役を退いた。

「1991年に初優勝を挙げた時、もしかしたらLPGAでもっと勝てるかもって自信を持てた。上がり2ホール連続でバーディを奪って、1995年に殿堂入りしたベッツィ・キング(米)に勝てたことが私にとってはすごく大きなことだった」とマロンは初優勝を振り返った。

 28日開催のザ・プレジデンツカップ(ニュージャージー州、リバティ・ナショナルGC)で米国選抜の副キャプテンを務めるラブIIIは、「ゴルフが僕の人生を豊かにしてくれた。(殿堂入りすることは)誇りに思う」とスピーチした。同選手は1997年全米プロゴルフ選手権覇者であり、米男子ツアーでは通算21勝を挙げている。

 ウーズナムは1991年のマスターズチャンピオンであり、欧州ツアー通算28勝、世界ランキングも50週にわたり1位に輝いた。約165cmと小柄ながら、ゲーリー・プレーヤー(南ア)に「最も飛ばしていた」と言わせるほどのプレーヤーだ。

「私には夢があった。殿堂入りは考えていなかったが、世界1位の選手になって、メジャーを勝つことだった。すべてが叶ったよ」と喜びを表現した。

 また、「私のプレースタイルは85を叩いたら、次は65をマークするようなゴルフだった。自分の中では、1回65でプレーできたのだから、また同じように回れると信じていた。なぜそう思ったかは分からないが、たぶん牧場で働く人生は嫌だったんだと思う。ゴルフで食べれるようになるまで5年はかかったけどね」と語った。

 ロングハースト氏はイギリス出身のゴルフコラムニストで、40年間にわたり『London Sunday Times』でコラムを執筆。また、BBCでゴルフコメンテーターを務めた最初の人物とされ、1950年代から亡くなる1978年まで数多くの試合状況を伝えてきた。今回、ロングハースト氏の多大なる功績を評して殿堂入りとなった。
 
 日本人では樋口久子、岡本綾子、青木功、尾崎将司が殿堂入りを果たしている。

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