松山無念の欠場… JGTOチーム大ピンチ!? 日立3ツアーズ
2013年12月12日(木)午前11:13
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JGTOチームが看板選手抜きで戦わなければならなくなった。
国内3大ツアーの対抗戦、Hitachi 3Tours Championship 2013(日立3ツアーズ選手権)が15日、千葉県の平川カントリークラブを舞台に華々しく幕を開ける。2005年に創設され今年で第9回を迎える日立3ツアーズ選手権には、日本ゴルフツアー機構(JGTO)、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)、日本プロゴルフ協会(PGA)の3団体から選手が出場。男子、女子、シニアという国内大3ツアーの各カテゴリーから6名ずつ選出され、総勢18名のトッププレーヤーが日本“最強”ツアーの称号をかけて熱く激しい戦いを繰り広げる。
今年も過去8大会で4勝(2005年、2007年、2008年、2010年)を挙げているJGTOチームが優勢にトーナメントを進めるものと思われてきた。注目はもちろん今季4勝を挙げ国内男子ツアー史上初のルーキー賞金王に輝いた松山英樹。ツアー最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップはケガで出場を見送ったが、今大会には間に合わせてくると考えられていた。
ところが、最終戦欠場理由にもなった左母指手根中手関節炎が完治しない。9日に行われたツアーの表彰式の際にも「よくはなったが1週間もクラブを握らない状態で試合に出るのはどうか」とプレーするかどうかについては言葉を濁していたが、まさにその緊急事態が起こってしまったというわけだ。
この事態にJGTOチームは、松山の代わりに5月の中日クラウンズを制した松村道央を投入。選手会長の池田勇太を中心に、片山晋呉、小田孔明、藤本佳則、小平智、松村の6選手で2010年以来3大会ぶりの栄冠に挑む。
対する前年度チャンピオンのPGAチームは、シニアPGA選手権優勝で日本人男子初のメジャーチャンピオンに輝いた井戸木鴻樹、賞金王の室田淳、東聡、羽川豊、渡辺司、奥田靖己という布陣。LPGAチームは、賞金女王の森田理香子、吉田弓美子、アン・ソンジュ(韓)、佐伯三貴、比嘉真美子、堀奈津佳というメンバーで昨年最下位の屈辱を晴らしにくる。
大会はインコース9ホールのみを使用し、1stステージ、2ndステージの合計ポイントで競われる。1stステージはオルタネート方式のダブルス戦(1つのボールを2人が交互にプレー)3マッチ、2ndステージはシングルス戦6マッチが行われる。ステージ毎に1位チームに3ポイント、2位チームに2ポイント、3位チームに1ポイントが与えられ、各チームの獲得したポイント累計により最終順位を決定する。圧倒的な力の男子か、華麗なプレーの女子か、卓越した技のシニアか、2013年のツアー“日本一”に輝くのは果たして……!?