レッスン
テークバックでインに入れ過ぎないように注意 大槻智春のワンポイントアドバイス
2017年12月22日(金)午前10:15
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アマチュアゴルファーのスイングを見ていると、トップの形やダウンスイングでのクラブの動きを気にしている人が多いようです。
それに対して意外と無頓着なのがテークバックです。僕が見ている限り、理想の軌道(写真①)に上げている人は少なく、インサイドに入れ過ぎたり、アウトサイドに上げ過ぎたりしている人が多いにも関わらず、ほとんどの人はこの部分を気にすることなくクラブを振っています。
もし皆さんが、クロストップやアウトサイドインのカット軌道で悩んでいるのなら、まずテークバックをチェックしてみたほうがいいでしょう。
インストラクターやゴルフ仲間にチェックしてもらうというのが理想ですが、とりあえず自分でチェックしてみましょう。目で追える範囲(普通の人ならハーフウェイバックくらいまでは見えるはずです)でいいので、クラブがインに入り過ぎたり、アウトに上がり過ぎたりしていないかを確認して、そこからトップまで振り上げるようにしましょう。
トーナメントを見ていると、アドレスに入る直前に、プロたちがクラブをハーフウェイバックくらいまで上げているシーンがありますが、あれはテークバックのヘッドの軌道ですべてが決まることを彼が知っているからです。ここで間違わなければ、その後、よほどおかしな動きをしない限り、スイングが大きく乱れることはないのです。
アマチュアゴルファーの皆さんもそのことを十分に理解して、テークバックを意識してみてください。今までの悩みがあっさりと解決するかもしれませんよ。
大槻智春(おおつき・ともはる)
1990年1月26日茨城生まれ。7歳からゴルフを始め、2010年日本アマでベスト8に入る。今季は、レギュラーツアー出場3試合ながらも、日本プロでは29位タイと大健闘。チャレンジツアーでは、ザ・ロイヤル ゴルフクラブチャレンジトーナメントでの優勝をはじめ5度のトップ10入りを果たす。
それに対して意外と無頓着なのがテークバックです。僕が見ている限り、理想の軌道(写真①)に上げている人は少なく、インサイドに入れ過ぎたり、アウトサイドに上げ過ぎたりしている人が多いにも関わらず、ほとんどの人はこの部分を気にすることなくクラブを振っています。
写真①
特に多いのが、インサイドに入れ過ぎるケースです(写真②左)。このようにインに入ってしまうと、トップではヘッドが内側に入る形になり、シャフトが飛球線と交差するクロストップになりやすくなります(写真②右)。写真②
そして、このトップからダウンスイングに入ると、クラブが外側から入ってくる、いわゆるアウトサイドインの軌道になり(写真③)、ボールのつかまりが悪くなって、スライスなどが出やすくなります。写真③
もし皆さんが、クロストップやアウトサイドインのカット軌道で悩んでいるのなら、まずテークバックをチェックしてみたほうがいいでしょう。
インストラクターやゴルフ仲間にチェックしてもらうというのが理想ですが、とりあえず自分でチェックしてみましょう。目で追える範囲(普通の人ならハーフウェイバックくらいまでは見えるはずです)でいいので、クラブがインに入り過ぎたり、アウトに上がり過ぎたりしていないかを確認して、そこからトップまで振り上げるようにしましょう。
トーナメントを見ていると、アドレスに入る直前に、プロたちがクラブをハーフウェイバックくらいまで上げているシーンがありますが、あれはテークバックのヘッドの軌道ですべてが決まることを彼が知っているからです。ここで間違わなければ、その後、よほどおかしな動きをしない限り、スイングが大きく乱れることはないのです。
アマチュアゴルファーの皆さんもそのことを十分に理解して、テークバックを意識してみてください。今までの悩みがあっさりと解決するかもしれませんよ。
大槻智春(おおつき・ともはる)
1990年1月26日茨城生まれ。7歳からゴルフを始め、2010年日本アマでベスト8に入る。今季は、レギュラーツアー出場3試合ながらも、日本プロでは29位タイと大健闘。チャレンジツアーでは、ザ・ロイヤル ゴルフクラブチャレンジトーナメントでの優勝をはじめ5度のトップ10入りを果たす。
(この記事は、夕刊フジ 2017/12/14発売号より転載しています)
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ゴルフ真剣勝負 the MATCH
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