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悔しさをバネに来年は飛躍の1年に 2017年の小平智

2017年12月26日(火)午前10:20

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 3月に元賞金女王の古閑美保と結婚、6月の全米オープンゴルフ選手権に初出場と公私ともに順調だった小平智。初のツアー賞金王まであと一歩に迫った小平の1年を振り返る。

 シーズン開幕からの8試合のうち4度トップ10入りを果たすなど調子を上げて挑んだ初の全米オープンゴルフ選手権。最終的に46位タイで終わるも、初挑戦ながら24位タイで予選を通過する。さらに、同じく初出場を果たした8月の全米プロゴルフ選手権では、3日目に18位タイとなるなど、世界で戦える力があることを証明した。

 そして、国内ツアーでは10月のトップ杯東海クラシックで今季初優勝を飾り、賞金ランキングトップに浮上。その後、2度トップの座を明け渡すも、11月の三井住友VISA太平洋マスターズで2勝目を挙げ、三たび賞金ランキングトップへ。このまま逃げ切り、マネーキングの栄冠は小平の手に渡ると思われたが、結果的に夢は叶わなかった。

 ブルックス・ケプカ(米)、松山英樹らが出場したダンロップフェニックストーナメントに小平も参戦したが途中棄権。賞金ランク2位以下に追いつめられ、迎えたシーズン最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップ。小平が21位タイで終えた一方、宮里優作が優勝し、逆転での賞金王に輝いた。

 さらに、小平には不運が重なる。マスターズ出場を大きく左右するアジアンツアー最終戦 インドネシアンマスターズに当初はエントリーした小平だったが、スタート前に欠場を表明。同大会で単独4位に入った宮里優作と単独5位のキラデク・アフィバーンラト(タイ)が小平を抜き、世界ランキング50位以内に入ったため、最後の最後でオーガスタ行きの切符を逃し、マスターズ前週の50位以内の資格を目指すことに。

 しかし、平均ストローク(70.02)、パーオン率(70.67%)、バーディ率(4.23)、トータルドライビングと4部門で1位となり、2017年の国内ツアーを引っ張っていたことに異論はないだろう。マスターズ出場に向け、新年から全力で勝負して欲しい。

(写真提供:Getty Images)
 

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