タイガー・ウッズ（米）が前週のバルスパーチャンピオンシップで見せたプレーに驚きを隠せない人が大勢いただろう。ジェイソン・デイ（豪）もそのひとりである。

　近年タイガーとデイの友好関係はより一層増しており、特に2人の共通点でもある怪我のことも関係していまではお互い気に掛ける存在となっている。

　バルスパーチャンピオンシップの最終日17番ホールでタイガーが見せたロングパットを見たデイは、「以前のタイガーらしいプレーが見れて興奮した。それと同時にまた戻ってきたことを確信した」。腰の手術を行ったタイガーと同様に背中手術行ったデイは、昨季は1勝も挙げることが出来ず、世界ランキング1位だった頃の輝きを失っていた。

「多くの選手はこうなることを知ったうえで手術するかの決断を下す。負傷したらもう終わりを悟ることが多い。そんな中でこのような復活劇を見ると勇気も沸くし、自信にもつながるから本当に素晴らしいことなんだ。私も数回負傷した時はキャリアが終わったような気がして、本当に落ち込んだよ」とタイガーの活躍に感銘を受けていた。

　ベテラン勢の復活が多い今シーズン。メジャー大会では一層注目が集まりそうだ。

（写真提供：Getty Images）