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国内男子

コースセッティングを手掛けた田島創志プロ 「日本人選手に足りないのはボールを止める技術」

2018年4月23日(月)午後2:14

 国内男子ツアーのパナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ(大阪府、茨木カンツリー倶楽部・西コース)はラヒル・ガンジー(インド)の優勝で幕を閉じた。コースセッティングアドバイザーを務めた田島創志プロが今大会を振り返った。
 

 国内男子ツアーのパナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ(大阪府、茨木カンツリー倶楽部・西コース)はラヒル・ガンジー(インド)の優勝で幕を閉じた。コースセッティングアドバイザーを務めた田島創志プロが今大会を振り返る。

 茨木カンツリー倶楽部は大学生の時にしか回っていなくて、リース・ジョーンズがリメイクする前しか知りませんでした。リメイク後を見た時に素晴らしいコースだなと思いました。

 傾斜が別れていて、切る場所というのが決まってきます。そこに対してどういったボールを打つか、というのがグリーンの傾斜から分かるので、切る位置を決めるのは難しくなかったです。試合展開によって、どういうバランスにするか、というのが難しかったですが、できる限り傾斜の上というホールローケションは初日と2日目に使いました。

 3日目と最終日はスコアが動いてくるので、狭いターゲットを狙った選手にご褒美がくるように、バーディ、ボギーがしっかり別れるようなセッティングにしたつもりです。

 (優勝したガンジーとは)アジアンツアーで一緒に回ったことがありますが、ドライバーの曲がらない選手です。最終日、18番のティーショットをバンカーに入れただけで、全部フェアウェイだったので、ウェアウェイから打てる回数が多いのは、どのツアーでも戦えます。

 日本人選手に足りないのはボールを止める技術です。ハードなセッティングで、スピンを増やしたボールを打てるようにするというのが、今後の課題だと思います。海外の選手はスピン量が多く、しっかり止められるので、こういうコースには合っていると思います。

 出場した選手は素晴らしい選手ばかり。こうやって良いコンディションの大会、ゴルフ場があれば日本の選手もたくさん大きく育ってくれると思うので、素晴らしいです。コースを貸して頂きありがたかったです。コースセッティングがし易かったので、選手たちもミスをすれば自分たちの技術が足りない、というのが分かったと思うので嬉しいですね。

 また、海外はこういうコース(難コース)が多いので、いかに(日本人選手が)経験していくかだと思います。セカンドからどういうボールを打たなければならないか、どういうボールの回転で風にぶつけたら止まるのか、というのを上位選手は出来ていたと思うので、こういうところを今後の若手に期待しています。

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2018 パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ
4月19日(木)~4月22日(日)

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